何をしてるの?

まったり、時に真剣に。全ては愛あればこそ

早稲田大学宝塚歌劇を愛する会(早宝会)
幹事長 文学部3年 長谷川 祥子

早宝会連絡先
souhou2009@gmail.com

 早宝会。正式名称、早稲田大学宝塚歌劇を愛する会。その名のとおり、宝塚歌劇を愛する早大生の集いである。

 女性だけの劇団である宝塚歌劇団は、独特な様式をもち日本独自の文化と呼ばれる一方、正直なところ演劇の一ジャンルとして認知を得ているとは言い難い。演劇には詳しくない人でも、濃厚なメイク、大仰な台詞回し、愛、愛と連呼する宝塚をどうも敬遠してしまう……そんな方も多いのではないだろうか。

 “ヅカファン”の多くは、宝塚が好きだということをあまり公言できなかったりする。早宝会はそんな隠れキリシタンのような会員たちにとって、同士と語り合うことができる数少ない場所なのだ。日々部室で繰り広げられる宝塚トークやビデオ会をはじめ、団体観劇、宝塚市への合宿などのイベントもあり、会員は皆まったりとヅカファン生活を謳歌し
ている。

 と言っても、ただのんびりと過ごしているばかりでもない。早宝会では、年に3回『夢の花束』という宝塚専門の評論雑誌を発行している。先の3月に通巻72号を迎えたこの雑誌はありがたいことに、日本各地の宝塚ファンの方々にご愛読頂いている。

 ファン目線で楽しく読んでもらえる本を目指す一方で、公正な立場からの公演論評、時には歌劇団の現状に本音で厳しく切り込んでいく精神も持ち続けていたい。ファンによるファンのための、けれどブログや掲示板とは一線を画した責任ある本作りを、私たちは常に目指し心がけている。大学生というある種モラトリアム的な立場でしか表現し得ないも
のがあるからこそ、『夢の花束』は今まで存続してきたのだと思うからだ。

 もちろん、早宝会の基本は宝塚を楽しむこと。入会した時点では全くの初心者だったという会員も多い。少しでも宝塚に興味を持たれた方は、ぜひ一度偏見を払拭して、気軽に早宝会を訪ねてほしい。

夜を徹しての『夢の花束』編集作業風景
▲夜を徹しての『夢の花束』編集作業風景

最新号『夢の花束』を手にする筆者
▲最新号『夢の花束』を手にする筆者



 
1187号 2009年5月28日掲載