本学では、違法薬物乱用について、厳しく警告してきた。違法薬物を勧める際の常套文句「疲れが取れる」「頭がすっきりする」「らくにダイエットができる」などの誘い文句はすべて誤った情報だ。麻薬・覚せい剤・違法ドラッグは、いずれも、精神をむしばみ、長期にわたる障害や後遺症を引き起こし、さらには各種犯罪を誘発する。軽い好奇心で所持した麻薬や覚せい剤が、国際的犯罪の資金源につながり、重大な犯罪に巻き込まれる危険性も高い。

 違法薬物を手にした時点で、厳しい社会的制裁を受け、人生を棒に振ることになりかねない。学生諸君は、問題の重要性をよく認識し、決して違法薬物には手を出してはならない。早稲田大学の学生としての本分を自覚し、良識ある行動をとるよう強く望むとともに、本学はこのような違法行為に対して厳罰をもって臨むことをここに申し添える。


薬物乱用の最大の怖さは、依存形成だ!
  依存形成とは、最初は興味本位で試してみたとしても、その後、乱用・依存につながり自己コントロールできずに、やめられない状態になっていくことである。その結果、慢性中毒になり、さらに強い刺激を求めて、覚せい剤などの使用につながっていくケースが多い。

うわさに惑わされるな!
  よく誤解されていることだが、大麻を合法としている国はない。また日本では、大麻の不正栽培は、大麻取締法で禁止されている。大麻の種子を所持したり、提供したりすることは、大麻取締法の処罰対象となる。

 薬物乱用は、自分だけでなく、将来、生まれてくる子供にも影響を与える。大麻を使うと、男性では精子形成能力の低下・精子の異常を、女性では卵巣に影響し、月経異常を引き起こすとの報告もある。大麻依存になると、より強い刺激を求め、覚せい剤などの使用につながっていく。興味本位での使用は絶対にしないことだ。薬物をすすめられても、き
っぱり断わる勇気を持とう!


薬物乱用に対する本学の再発防止策について

 本学は地域や関係諸機関との連携・協力を仰ぎながら、次のような再発防止策を全学的、かつ継続的に取り組んでいる。

●大麻問題に関する意識調査の実施・報告
(早稲田ウィークリー2009.3.18号外に報告)

●教員に対しても違法薬物に対する注意喚起などの 学生指導を依頼

●各キャンパスにおける「薬物乱用防止講習会」の開催
  (2009.4.5新入生向け実施、6.12在校生向け実施)

●「早稲田大学基礎講座-早大生のためのリテラシー」 の授業科目の中で違法薬物に関する情報提供

●Waseda-net Portal Course N@vi
  「薬物乱用防止講習(日本語・英語版あり)での情報提供
【まだ視聴していない学生は、必ず視聴すること!】


 「夜回り先生」水谷修氏講演会

 【日 時】6月12日(金)
 13:00~14:30(開場 12:30)
 【対 象】本学学生・教職員
 【講 師】水谷青少年問題研究所 
 所長 水谷修氏
 【会 場】大隈講堂
 【料 金】無料(事前申込制)
 ※途中入退場可
 ※教職員は事前申込不要
 ※講堂が満席になった際は、
 同時中継会場での視聴となりますので予めご了承ください。

 【お問合せ】
 学生生活課 早稲田ウィークリー編集室  weekly@list.waseda.jp

現場レポート
4/5新入生向け 水谷修氏講演会に参加して

●薬物の実態、怖さ、依存性、具体的な使用後の経過などを教えていただいた。しかし、今回の講演を通じて、一番、水谷先生が伝えたかったのは、「命の大切さ」ではないかと感じた。先祖代々伝えられてきた命、自分だけの物なんかではない命の尊さ、大切さを実感した。それらを守るために、薬物に対する知識や誘惑があったときの対応などを知る必要があり、先生はそれを守るために活動しているのだと思う。

●教員志望の人に、ぜひ聞いてもらいたい内容だと思った。

●「薬物で人生をだめにしないでください」と言いたい。

●講演を聞いてとてもよかったが、自分の知らない世界が広がっていた。今まで大人たちから聞いても響かなかったが、直接、水谷先生の講演を聞くと、迫力があり、自分たちが頑張っていかなくてはと思った。自分が頑張っていくことがまわりを変えられる、大事なことだと思った。

●自分自身、心が孤独になってしまった時に、家出や自殺という言葉がよぎることがあった。家庭の事情などから実際に薬物使用に走り、亡くなった方の話を聞いて、自分は一生懸命生きなくてはいけないと感じた。

●実際の体験談を聞いてみて、自分の想像で追いつけないことだった。クスリの怖さを知った。

●分かっていたことだが、自分の人生は大事にしたい。

●改めて薬物に関する知識は必要だと痛感した。水谷先生の講演は、知識を得られるのはもちろん、それ以外にもたくさんの素晴らしいメッセージを聞かせていただけるものだった。ぜひとも、次の講演はできるだけ多くの学生が参加してほしいと思った。

●講演では、薬物はだめだ、ということだけではなく、実際に先生の身近に起きたことを話されたので、説得力があった。

●講演中に感じたことは水谷先生の人間としての大きさだった。講演後、水谷先生に「先生はなぜそんなにまで人のためにできるのですか?」と質問したところ、「君は目の前に小さな子が倒れてたらどうする?助けるだろ?それと一緒だよ。」と答えてくれた。その答えを聞いたことで、私にも何かできるのではないかと思うようになれた。将来についての考え方に大きな影響を与えるものになった。

 
1187号 2009年5月28日掲載