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本庄キャンパス

映像教育の明日を担う 芸術科学センター
芸術科学センター事務長 坪川 雅彦

 本庄キャンパスにある「早稲田大学芸術科学センター」は、JR上越新幹線「本庄早稲田駅」から徒歩10分の場所に位置し、約5,000坪の敷地を有する。この豊かな自然環境の中では、集中して撮影・編集作業が可能である。さらに施設内には468_uの撮影スタジオ、高度な編集機材を揃えた編集室や総合調整室、音声スタジオなど、充実した設備が整っている。

 本センターはGITS(大学院国際情報通信研究科)、GITI(国際情報通信研究センター)を中核とし、映像制作の第一人者である安藤紘平教授の研究室を中心に、「映像製作の実証研究」「映像人材の育成」を教育の基軸としている。またその一方で、映像業界への貢献のため、本学の「知の資産」を社会還元することを目的としている。

 特筆すべきは、本学が運営管理する相互連携ネットワークである。都内のポストプロダクションや現像所を結び、2009年1月には東宝と提携し、今後の新しいシステム構築や、21世紀の優れた映像人材育成のためにスタートを切った。

 本センターは、本学特命教授の篠田正浩監督の『スパイ・ゾルゲ』(2003年)をはじめ、2008年には樋口真嗣監督『隠し砦の三悪人』、三谷幸喜監督『ザ・マジックアワー』、堤幸彦監督『20世紀少年』、福澤克雄監督『私は貝になりたい』(いずれも東宝)など多くの話題作の特撮・編集に関わっている。

 また、「映像のまちづくり」プロジェクトでは、本庄市と本学で、地域の連携を図っている。2008年の文部科学省高度化研究費では、安藤研究室の河原伸亮監督の最新作『阿房ウイスキー』を、本庄市、彩の国本庄拠点フィルムコミッション、本庄市の皆さんのご協力のもと、地元での撮影を主体として製作した。

 本学の映像教育が、地域との連携による映像作品として世に出ることは、本センターの存在意義の一つといえる。若い才能を創出することで日本の映画界を活性化させ、社会へ文化貢献という形で還元されるというモデルは、本学だからこそ可能で、今後も大きな推進力でこの事業を進めたい。

芸術科学センター外観
▲芸術科学センター外観

センター内のスタジオ
▲センター内のスタジオ
 
1184号 2009年5月7日号掲載