欧米ではすでに開催されてきたが、日本では第1回目の大会が昨年11月28日に開かれた。本大会には、私と同じ広田真一ゼミの早川好紀と藤田正裕、谷川寧彦ゼミの味元春奈を合わせた4名で参加した。
本大会で学生に求められるのは、ある企業の適正な株価と、当該企業の株式を買うべきか否かという投資推奨を示したアナリストレポートの作成である。
今大会ではトイレタリー企業の花王株式会社が対象企業であった。私たちは、花王の成長戦略や業界動向、海外市場の状況などを幅広く調べ、レポートとしてまとめた。
金融に携わるプロによる審査は、レポートの内容に加え、プレゼンテーションと質疑応答によって総合的に判断された。その結果、私たちは見事優勝を果たし、優勝トロフィーと世界へつながるアジア太平洋大会へのキップを手にした。そして、本年3月7日にシンガポールで実施されたアジア太平洋大会に、日本代表として参加した。残念ながら良い結果を導くことはできなかったが、他国の優秀な学生との交流を楽しむことができた。
私は本大会を通じて2つの貴重な体験ができた。まず、証券アナリストとしての心構えや企業分析を疑似体験できたということだ。そこに絶対的な答えは存在しないから、想像力と創造性を働かせる作業が非常に面白く感じられた。次に、金融実務の最前線に立たれている方々との交流も貴重な経験であった。
厳しい金融の世界で生き抜いてきた方々と同じ空気を吸い、その雰囲気を肌で感じることができたことは今後の糧になる。学生にとって貴重なチャンスであるInvestment Research Challengeが、今後さらに盛り上がることを期待している。 |