何をしてるの?  電波に想いをのせて

早大理工素人無線会幹事長 理工学部4年 石井 暢(いしい とおる)

■早大理工素人無線会
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 ふと学生会館の屋上を見上げたとき、何か気になるものはないだろうか。  

  テレビのアンテナにしては大きいし、形も違う。それではなんだ!?そう、これが私たちの"命"と言っても過言ではないアマチュア無線のアンテナである。私たちは、このアンテナから世界にむけて電波を発信し、交信を行っているサークルである。

 私たちは、年2回のコンテスト参加と理工展出展を活動の柱にしている。コンテストと聞いて何を競うのか疑問に思う人もいるだろう。簡単に言ってしまえば、一定時間内にどれだけ多くの無線局と交信できたかを競うものである。コンテストはもちろん競技であるが、アマチュア無線家にとっては"お祭り的"な存在でもある。なにしろ、みんなが一斉にCQ(註①)を出し始めるからである。私たちも理工キャンパス内の51号館屋上からCQを出したりそれに答えたりする。アマチュア無線の楽しさとは、一言で言えば、いつ誰とつながるか分からないちょっとミステリアスなところである。そのため、ステキな女性と交信している可能性もある。

 アマチュア無線を始める上で最大のネックは免許の取得であるが、心配はいらない。何しろ、試験は小学生でも合格できるし、講習会だってある。運転免許と同じ感覚で考えて欲しい。その上、一度取得すれば、生涯有効である。

 現在、通信手段としてのアマチュア無線は携帯電話の普及に伴ってその役割を失いつつある。しかし、今、学内で進行中のWASEDA-SATⅡプロジェクト(註②)でもアマチュア無線が使われており、また、災害時の通信手段としての有効性は変わることがない。私たちは、そうしたアマチュア無線の可能性を信じながら今後も活動を続けたい。

 この記事を読んでアマチュア無線を始めたいと思った方、是非、上記のアドレスまでご連絡頂きたい。

註①:アマチュアの用語で、「この電波を聞いているすべての人、私と交信して下さい」といった意味をもつ。
註②:総合機械工学科及び同専攻の学生が中心となって進められている、超小型人工衛星開発プロジェクトの名称。



コンテスト参加時の様子
▲ コンテスト参加時の様子

学生会館屋上のアンテナ
▲ 学生会館屋上のアンテナ

51号館屋上にて、左端が筆者
▲ 51号館屋上にて、左端が筆者

 
1183号 2009年4月23日掲載