私のイッピン プロ意識で魅せる!コスチュームの巻

 今回登場してくれるのは、関東学生プロレス連盟(UWF)所属の隈本朝樹さん(一文3年)。「お客さんを満足させるため、全力を見せる、全力で魅せる。そのための一つのアイテムが、これなんです」と取り出したのは、大きな「W」マークのリングパンツとエンジ色のはちまきだった。

 「プロレスは『プロのレスリング』。プロ意識を常に持つアマチュアっておもしろいと思いませんか?」と、熱い口調で語る隈本さん。何よりも大切にしているのはプロレスの基本姿勢「受けの美学」だという。「プロレスはただの格闘技ではない。相手と闘うだけではなく、相手を立てながら自分も勝つことが大事。お互いを敬い、本気でぶつかり合ってこそ、見る人を感動させる試合ができるのです」

 そんな隈本さんにとって、試合でのコスチュームはお客さんの満足度を高めるためのツールである。コスチュームを通し、リングに立つ自分たちと観客の垣根をなくすことが目的だ。「エンジのWマークは『早稲田の選手』と一目で分かるようにつけました。キャラクターがハッキリしている方が、お客さんも感情移入しやすいですから」。プロレス好きな人も、初めて見る人も、誰もが試合を楽しめるように常に意識しているのである。

 隈本さんのもう一つの重要アイテムは「ここ一番」のときだけ締めるというはちまき。エンジに「WASEDA」のロゴは見覚えがあるような?「そう、大学生協で購入しました。本当に大事な試合でしか付けない、『勝負はちまき』です」。前回はちまきを締めたタイトル戦では同じ早大の同志に破れた。次にこれを付けるのは、自身にとって大学時代のラストゲームでもある「早稲田祭2009」。「タイトル戦のリベンジも兼ねた試合、今度こそあいつと決着をつけなければ・・・」と闘志を燃やす。
  昨今では学生プロレスの人気が勢いをなくしていると嘆く隈本さん

。「かつてはUWFもテレビに出るくらい有名だったんです。ゴールデンにプロレス、深夜枠に学生プロレスを放映して・・・いい時代でした」。プロレスを始めるには勇気がいるかもしれないが、「思い切って飛び込む気合いさえあれば案外難しくはない。共にリングで魅せる『早稲田の同志』を待っています!」。隈本さんは今日もエンジ色に身を包み、新たな闘いを見据えている。
【UWF関東学生プロレス連盟】
http://wind.ap.teacup.com/uwfgakupro





▲インパクト大!のリングパンツとはちまき

立ち姿もりりしい隈本さん。リングにて。
▲立ち姿もりりしい隈本さん。リングにて。
 
1181号 2009年4月9日掲載