| 『早稲田ウィークリー』は、早稲田大学学生部が発行する学生向け週刊広報紙です。(授業期間中の毎週木曜日に発行) | ![]() |
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最新更新日 2008年11月19日 |
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薦!新任教員によるおススメ!本・映画・音楽・舞台
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ローズ ラルフ レオン |
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2009年に裁判員制度が始まると、日本の有権者が誰でも裁判員に選ばれる可能性が出てくる。では裁判員とは何をするのか。私は是非2本の映画をお薦めしたい。1本目はヘンリー・フォンダによる最初で最後のプロデュースの「十二人の怒れる男(Twelve Angry Men)」 (1957年)。このストーリーの舞台は小さくて次第に息苦しくなる陪審審議室。十二人の裁判員は、殺人事件の容疑者である少年の有罪、無罪を全員一致で決めなければいけない。最初の決で「有罪」十一票、「無罪」一票。討論が始まり、「無罪」の票が徐々に増えていく。個人的な感情を交えてしまう裁判員たちの最終的な判断は…米国映画協会による近代100年のベスト100に選ばれたすばらしい作品である。私にとってこの映画の最大の魅力は、この十二人のキャラクターの多様性だ。経済的に、性格的に、文化的に、言語的に異なるキャラクターが、映画の最後に明確になる。 2本目の映画は「12人の優しい日本人」(1991年)。上記の「十二人の怒れる男」の日本版パロディー映画だ。背景は「十二人の怒れる男」とあまり変わらないが、最初の決で十二人全員一致で「無罪」となる。そこで映画がもう終わりそうだが、裁判員のひとりが「皆さん、本当は無罪だと思っていらっしゃるのではないですか」と聞き、討論が始まる。そして段々「有罪」に近づくのだが…「十二人の怒れる男」と同様に次第にさまざまな日本人のキャラクターが明らかになる。 前者の中心がテンションである一方で、後者の中心はユーモアである。 この2本の映画を見ると自分に似ているキャラクターを必ず見つけることができる。そして、もし自分が裁判員に選ばれるとどうなるのかを想像できるかもしれない。 |
2000年発売 DVD発売・販売元:ジェネオン エンタテインメント 4,700円(税込)発売中 ※各キャンンパス生協に 「ウィークリー薦 コーナーが設置さています」 |
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1173号 2008年11月20日掲載
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