テクノフェア早稲田
2008.10.31fri~11.01sat

 理工学部創設100周年記念事業の一つとして、「テクノフェア早稲田」が10月31日(金)、11月1日(土)の両日に約2,500人の来場者を迎えて大久保キャンパス63号館において開催されました。理工学部初のテクノフェアとしての開催となり、研究成果を「広める」、先端技術を「極める」、交流・連携を「深める」をキーワードにブース展示、公開セミナー、ワークショップや理工学部から再編した基幹理工・創造理工・先進理工の3つの学部のフォーラムなど盛りだくさんのイベントが実施されました。特にブース展示では、学内研究室(30ブース)だけでなく、日頃より本学にご支援いただいている22の企業からもブース展示のご協力をいただき、企業の方と研究室の学生の交流の輪を広げることができました。

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ミライを創るアカルイ技術
~テクノフェア早稲田体験記~

政治学研究科MAJESTy1年 勝又 千重子

 「科学技術ジャーナリスト養成プログラム(MAJESTy)」と聞いてすぐに、何のことなのか答えられる人はまだまだ少ないと思う。このプログラムは、多くの専門知識が必要とされる科学技術に特化したジャーナリスト育成のために、2006年度から政治学研究科に設置された。今回私は、このプログラムの実習の一つとして、「テクノフェア早稲田」を取材した。

 会場となった理工学部63号館は、本学の理工の研究室と企業が展示するブースでいっぱいだった。初めて見る研究を前に、何から質問していいのか迷っているとブースの方が次々に出てきて丁寧に説明をしてくれた。すると、一つの技術がいかに多岐にわたって活用されているのがよくわかった。

 例えば、私たちがいつも使っている携帯電話。これに半導体が搭載されていることは知っていたが、半導体の基板表面加工に「真空技術」が使われていることは知らなかった。また、この「真空技術」は宇宙の研究にも応用されているのだ。展示されている分野はさまざまだったが、目で見て楽しめたり体験できたりするものが多く、知識以上のものを得られた。

 研究室の学生にとっても、生活に即した製品を提供している企業との出会いは新鮮だったに違いない。実際、参加した企業は理工の研究室と共同研究をしている企業だけに留まらず、実験装置を提供している会社や、本学出身者がいる会社まで幅広い。ふだんは馴染みのない技術が、いつも使っている実験装置に応用されていると知った学生もいた。

 もともと文系学部出身の私には理系の知識はほとんどない。しかし、生活のあらゆる場面に登場する科学技術がどのように私たちの今を支え、未来を形作っていくのかは、知れば知るほど面白いと感じた。次の機会には、理系の学生のみならず文系の学生もぜひ足を運んでみてはどうだろうか。

ロボット研究のブースでは空間に絵を描く装置を体験
▲ロボット研究のブースでは空間に絵を描く装置を体験

空気圧技術の企業の説明を聞く。右が筆者
▲空気圧技術の企業の説明を聞く。右が筆者
 
1173号 2008年11月20日掲載