わせだかいわい 

新宿区障害者就労福祉 センターが運営する
ベジタブルカフェ ふらっと

 理工の大久保キャンパス西門を出て右手に行くと、新宿区立新宿スポーツセンター1Fにある「ベジタブルカフェ ふらっと」の看板が見える。理工の西門から歩いて1分の近さだ。周囲は戸山公園で、緑が豊か。ベジタブルカフェ ふらっとは「新宿区障害者就労福祉センター チャレンジワーク」が運営する障がい者、シニア世代などの就労支援を目的とするコミュニティーショップとして、群馬県沼田市、長野県伊那市長谷、ECA千葉県流山農場からの産地直送野菜を使ったヘルシーなメニューを提供するレストランだ。7月にオープンしたばかりの清潔感あふれる開放的な店内では、新宿区立福祉作業所内の「きぼう工房2939」で作られたパンのほか、地方物産や産地直送野菜も販売している。現在は障がい者12名と、30代から80代までの幅広い世代のジョブサポーターが共に働く。ジョブサポーターが障がい者を1対1で支援しながら営業に当たっている。

 約40年間、早稲田のグランド坂下で「定食屋 みづ乃」(2年前に閉店)を営んでいた水野一江さんもジョブサポーターの一人だ。金曜日と日曜日の週2回、ベジタブルカフェ ふらっとの調理場に立っている。「自分で店をやっていたころはボリュームのあるメニューを作っていましたが、今は野菜を使ったヘルシーな料理が中心で、女性には特にお薦めかな。男性もおやつ感覚で堪能できます。カレーやパスタもあるけど、1番人気はおにぎりセットです。体の中がきれいになりますよ」と水野さん。おにぎりセットは、おにぎりと野菜の総菜が二つずつにみそ汁が付き、400円と価格もリーズナブルだ。色とりどりの野菜をふんだんに使ったメニューは、どれも健康に良さそう。「メタボ」が気になる人にも最適だろう。「障害を持った人たちと働いていますが、障害が分からないくらいみんなよく仕事をしていて、気になったことはないんです」と水野さんは言う。店舗の隣にはコンビニエンスストアが併設されており、店内の席が空いているときは1品オーダーで、コンビニで買った物を持ち込むこともできる。

 ベジタブルカフェ ふらっとは、障がい者の自立を支援しつつ、水野さんのようなジョブサポーターや店を訪れる人たちによって、地域のつながりを広げる役割も果たしている。「みづ乃の常連だった人たちにも、ぜひ来てほしい。一声掛けてもらえれば、調理場から顔を見せますよ。もちろん、初めて『ベジカフェ』に来てくださる方も大歓迎です」と水野さんは笑顔を見せた。戸山公園を散歩しながら、ベジタブルカフェ ふらっとに足を運んでみてはいかがだろうか。

コンビニから直接、店内に入れる
▲コンビニから直接、店内に入れる

お話を伺った水野さん
▲お話を伺った水野さん

ヘルシーなメニューがそろっている
▲ヘルシーなメニューがそろっている

地図
 
1173号 2008年11月20日掲載