進路選択物語 

私の原点は書道

教育学部5年 倉持 彩花
進路予定先:テレビ局 NHK水戸放送局

 

 母が自宅で書道教室を開いていることから、私も4歳から書道を習い始めた。ほぼ毎日のように練習をした。大学2年の時、日本だけでなく他国の大学の学びスタイルを経験したいと1年間オーストラリアへ留学。自国の文化を紹介するときに、得意の書を披露した。この時、英語では説明できない日本語表現の素晴らしさと難しさを実感した。このことがきっかけで「話す」、「伝える」ということに関心が深まった。帰国してから、幅広い年齢の人と触れ合える茨城県常総市の観光大使の仕事を1年間務め、昨年、市の観光PRのためテレビに出演した。このテレビ出演がきっかけで、NHK水戸放送局の契約リポーターとなる機会を得ることができた。ちょうど大学4年の秋のことだった。「話す」、「伝える」に関心を持ち、マスコミ関係で就職活動をしていた私には、最長3年間の経験を積めることは朗報だった。私は、留学のために1年間休学しており、5年間在学する必要があったが、卒業するまでの1年間は、インターン生として働いている。大学との両立は難しいと思ったが、こんな機会はないと思い、チャレンジしている。

 水戸局でのリポーターの仕事は、中継、ニュース、FMラジオのパーソナリティー、そして自分でカメラを回して撮影し、その映像の編集…とさまざまな内容の仕事がある。どれも初めてで戸惑ったが、自分にプラスになっていると感じている。

 リポーターとしての初めてのテレビ出演では、得意の書道を披露するように言われた。これから先、仕事でも特技・書道を生かす機会は多くありそうだ。もし私が書道を学んでいなかったら、今の自分はなかったと思う。失敗を恐れず何事にも挑戦しようというチャレンジ精神は養われなかっただろう。私の原点は書道にある。


全国硬筆コンクール文部科学大臣賞受賞時に書道の先生と
▲全国硬筆コンクール文部科学大臣賞受賞時に書道の先生と


観光大使のメンバーと(本人中央)
▲観光大使のメンバーと(本人中央)

 
1172号 2008年11月13日号掲載