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スポーツの秋!ケガに気をつけて適度に運動しよう!

総合健康教育センター所長(整形外科医)
オープン教育科目『健康創成論』担当
スポーツ科学部 教授 福林 徹総合健康教育センター所長(整形外科医)

 一昔前までは自身の健康に関心を持たず、病気になって初めて病院に行くという人が大半だった。しかし今は健康ブームで、病気になる前に日常生活に気を遣い、食事を選び、体重や体脂肪率の増減に一喜一憂する人たちが多い。その中で最近は生活習慣病やメタボリックシンドロームが取り上げられ、それに対して食事と共に運動療法が重用されるようになった。

◆年齢による体型の変化はウエストと太もも!
  図1は本年7月まで本学で教鞭をとられた福永哲夫教授が長い歳月をかけて計測した千数百人の日本人の筋体積、筋力の経年的変化の平均である。筋力は20歳頃を頂点として長い右肩下がりのカーブを描き、その平均の減少率は1年1%であると言われている。それとともに体脂肪率は年々増加傾向を示し、体型はウエストがくびれた杯型から、ずんどうに、そして極端な場合にはビヤ樽タイプに変身する。その時、一番変化が激しい部位が腹部と大腿部だ。

◆ウォーキングのススメ
  衰えやすい体幹や、下肢の筋肉を中心とした運動をメインとするのが一般的である。具体的には腹筋の体操、椅子を使ってのスクワット動作、膝のばし、踵あげなどの運動を推奨したい(図2)。ウォーキングは体脂肪を燃やし、脚力をつけるのに適した運動だ。ウォーキングの時間は30分以上、1日1万歩を目標に歩くのが良いとされている。

◆スポーツで体を痛めないためには?
  学部生や院生では日常生活で障害を起こすことはほとんどない。逆にちょっとしたスポーツや過激なトレーニングでケガをしたり、体を痛めたりすることが多いようだ。その予防には運動前のウォームアップと運動後のクールダウンを確実に実行することが大切。ウォームアップではこれから使う部分のストレッチングと軽いジョギングなどの動作を十分行い、筋肉を柔らかくまた適度な温度に保つことが重要(図3)。体を動かしたあとはジョギングやストレッチングを入れてクールダウンしていくのがベストである。もし古傷がある場合はその部分にビニールに入れた氷をあてて15分程度アイシングを行うとより良い。



筋の加齢変化

適切なウォームアップとクールダウン
▲適切なウォームアップとクールダウン

自宅でできるトレーニング(福永先生提供)
▲自宅でできるトレーニング(福永先生提供)
 
1170号 2008年10月30日掲載