何をしてるの?  

邦楽と世界、そしてつづみの会

邦楽囃子つづみの会 幹事長 第一文学部3年 山口 泰


  近年、国内外を問わず日本の伝統芸能が注目されるようになっている。では自国の文化を自分たちがよく知っているかといえばそうとも限らないのが現実だ。グローバル化が進む今だからこそ、自国の文化を知ることは大切なこと。そして知るためには、実際に体験してみるのが一番だ。

 邦楽囃子つづみの会では、その名の通り伝統芸能である「邦楽」を扱った活動をしている。用いる楽器は篠笛・鼓・締太鼓といった和楽器だ。楽器の練習は、譜面の読み方や楽器の持ち方・構え方などを覚えることから始まる。一般的な西洋楽器とは異なる点もあり、ちょっと細かいことが多いような気がするかもしれないが、一連の動作を身につける頃にはきっと和楽器の魅力にはまっていること間違いない。

 演奏する曲は長唄などの伝統曲はもちろん、スタジオジブリの主題歌シリーズやロックのような現代曲も扱い、ベースやシンセサイザーなどとのコラボも行っている。まさに「古典と現代」や「和と洋」といったコラボなのである。

 活動は基本週2回、学生会館の和室にて練習を行う。和室という落ち着いた空間の影響もあってか、非常にのびのびと練習をしている。のんびりとはいうものの、年2回開催される自主公演に向けての練習にも余念がない。熱中するあまり腱鞘炎になったり、酸欠気味になる部員もいるほどだ。この公演では自分の演奏曲を自由に選べるので、個性が交じり合った独特のものになる。ちなみに部員の多くが入部段階では和楽器初心者だが、練習を積むことで(希望者はプロの先生の指導受講可)確実に技術力は向上する。

 最近は外部からの演奏依頼も増え、六本木ヒルズで演奏をしたり、スペインのサラマンカ市で開催されたジャパンフェアに参加、海外公演も果たした。

 東儀秀樹や吉田兄弟に興味がある方、あるいは日本文化に興味が出てきた方、どなたでも常時見学者大歓迎なので、気兼ねなく足を運んでいただきたい。また11月には早稲田祭演奏他、定期演奏会を開催予定なので、こちらもぜひご覧いただければと思う。


公演後のメンバー。筆者は前列左より2番目。
▲公演後のメンバー。筆者は前列左より2番目。

左より鼓、締太鼓。下は笛。
▲左より鼓、締太鼓。下は笛。

定期公演会にて
▲定期公演会にて
 
1168号 2008年10月16日掲載