国家公務員は、政府職員として国の制度設計の根幹を担い、社会全体への影響が大きい仕事に携わります。自らの関わっている企画、立案、調整の過程が、連日のように新聞の紙面をにぎわせることもしばしばあります。
職員は、最新の情報を率先して収集し、問題意識を持ちながら分析することはもちろん、法令等に関する専門的知識を駆使しながら、ドラフトを練り上げていきます。
そして、政府内、党を始めとした数多くの関係者に対して、要点を的確に説明することが重要です。ときには、反対意見を持つ関係者に対して、粘り強く説得することも必要となります。
幹部職員になれば、非常に広範な業務を扱うため、組織をマネジメントする力も求められるでしょう。
若手職員であろうとも、重要な意思決定に参画することが多々あり、日々の成長を実感できる環境です。異動も頻繁で、他省庁、地方、海外勤務の機会も多く、多種多様なフィールドが用意されています。
私は総務省に入省して以来、佐賀県に出向して市町村の財政・振興や県の人事・組織改革に関わり、続いて内閣官房に出向して国の行政改革、公務員制度改革に携わってきました。日本経済が成熟し、緊縮財政が進む中で、行政にも構造的な問題が生じており、変革の動きが起きていることを実感しています。
現在、平成18年に成立した行革推進法にもとづき、行政の簡素・効率化が着実に推進されています。また、先の通常国会で国家公務員制度改革基本法が成立したことを受け、公務員の働き方は、今後大きく変わることになります。
しかし、公益に貢献するという国家公務員としての存在意義は変わることがなく、高い志を持った職員はいつの時代にも必要とされるはずです。
日本の今に何らかの問題意識を抱き、豊かな日本を作りたいという方に、ぜひ国家公務員を志望していただければと思います。
|