世界・地域の食卓から インドネシア

ソトバンドン(バンドン地方のスープ)

 インドネシア料理といえば、ナシゴレンを思い出す人が多いのではないだろうか?インドネシアの人にとっては、ナシゴレンは中華料理のチャーハンのイメージがあるそうだ。今回ご紹介するのは、インドネシアの西ジャワ地方の人にとってのごちそうともいえるスープ・ソトバンドン。インドネシア大学から交換留学で別科日本語専修課程に在籍中のデスティン・ヌルアフィアティ・リスタンティさんに紹介していただいた。

Ingredients(6人前)
【A】 水…2リットル  
牛肉(シチュー肉または豚肉でも可)…500g  
大根…1/2本 セロリ(みじん切り)…1本 
長ネギ(みじん切り)…1本
*サラムの葉…2枚(香り付けのため)
*シトロネラまたはレモングラス…1本 
*ルンクワス…2センチ 生姜…2センチ
塩…小さじ1  
【B】市販の*Bumbu Halusで代用可だが、手作りなら以下のとおり
エシャロット…小5個(みじん切り) ニンニク…5片(みじん切り)
オリーブオイル…小さじ半分 胡椒 …少々 塩…小さじ1
【お好みで】大豆の水煮(今回は枝豆で代用)…100g  いためたエシャロット…大さじ2 
*ケチャップマニス(甘醤油)…適宜
ビネガー…適宜  *チャベラウィット…適宜
*印の食材は、大久保や上野のインドネシア食材専門店で手に入る

Recipe
1 2リットルの水を沸騰させ、牛ブロック肉、サラムの葉、みじん切りにしたシトロネラまたはレモングラス、ルンクワス、つぶした生姜、塩をいれ、肉がやわらかくなるまでゆでる。肉がやわらかくなったら、取り出して、1センチのさいころ状に切る。柔らかくならない場合には、お湯をつぎたしながら、さらにゆでる。
2 別のなべに1の肉汁をあくを取りながら、1.5リットル取り出す(足りない場合には、湯を足して1.5リットルにする)。この中に、さいころ状に切った肉を入れ、もう一度あたためる。
3 大根は皮をむき、いちょう切りにして、フライパンで軽くいためる。
4 Bのみじん切りにしたエシャロットとニンニクをさらにつぶして、オリーブオイルで少し香りがするまでいため、塩・胡椒する(Bumbu Halusで代用可)。大根と肉汁を入れて、混ぜる。
5 大豆の水気をよくきって、素揚げする。
6 器にスープ、肉、大根を入れて、揚げた大豆、セロリ、長ネギ、みじん切りにしていためたエシャロットを盛りつけて、できあがり。お好みで、ケチャップマニスとビネガー、チャベラウィットを加える。

ソトバンドン(バンドン地方のスープ)

Story

 「ソトバンドン」は、インドネシアの家庭料理の定番で、ソトとはスープのことです。西ジャワの料理で、家族一同が集まるときや来客のあるときなどによく作られるごちそうです。レストランや屋台などでも食べることができます。バンドンは西ジャワの州都で、ジャカルタの南にあります。牛肉が苦手な人には、豚肉や鶏肉を使うなどいろいろなアレンジが可能です。家庭によってジャガイモを入れるなど、いろいろな調理方法があります。 写真の衣装クバヤは、日本の着物のように、今では卒業式や結婚式など特別な日に着るだけになってしまいましたが、インドネシアの民族衣装です。イスラムのお祝いの日のために、母・姉二人とおそろいの生地で仕立てたクバヤもありますが、この写真は、現代的にアレンジした簡易版クバヤです。
写真は、クバヤを着たデ スティンさん
1164号 2008年7月17日掲載