「ライフセービング」と聞いてどのようなイメージをみなさん持つだろうか。海水浴場やプールにいて溺れた人を助けるといった印象を持たれる方が多いのではないか。しかしライフセービングとは溺れた人を救助する前に、まず水辺の事故を未然に防ぐことを目指している。数多くの人を救助するライフセーバーが優秀なのではなく、利用者に安心してもらえるような環境をつくり、かつ事故を出さないことが重要なのだ。
ライフセービングクラブは1987年に創立し、今年で21周年を迎える。東洋大学や日本女子大学などの他大学生も受け入れており、現在は男子18人、女子20人の計38人で構成されている。ライフセービングというと堅苦しいイメージもあるかもしれないが、私たちのクラブではon/offをうまく切り替え、仲良く、和気藹々とした雰囲気の中で活動している。平日は戸山キャンパスの高石記念プールや所沢キャンパスのアクアアリーナでの練習や一般プール開放の監視。同時に応急処置や心肺蘇生法を学生会館で学びながら、土日になると湘南や千葉、茨城へとくり出し、海での練習も欠かさない。練習内容は主にスイムや器材を使ったレスキュー練習だが、ライフセービングにも競技がありその練習も行われる。競技はすべて実際の救助活動に要求される要素をベースに作られており、ただ単純に泳力、体力を競うのではなく、いかなる状況下においても的確な判断ができる精神力も求められている。W.L.S.C.としての競技結果は昨年の日本学生選手権(インカレ)で総合5位、OBにもアジア代表、金メダリストや日本代表を輩出しており、現メンバーにも日本代表強化指定選手が2名在籍している。しかし他のスポーツ競技と異なるのは、勝利の先に人命救助があるというところだ。勝ったからといってそこで終わりではない。したがって競技で良い結果を残してもおごらず、いかに水辺の事故を減らせるか、万が一事故が起きた場合いかに早く苦しんでいる人のもとへたどり着けるかを考えながら、私たちは日々練習に励んでいる。
そろそろライフセーバーの本番ともいえる夏の海水浴場のパトロールの季節がやってくる。また9月には御宿海岸で日本学生選手権、10月には江ノ島で全日本選手権が行われる。
大学生活を有意義に過ごしたい方、新しいことにチャレンジしたい方、海が好きな方、私たちと一緒にライフセービングクラブで一生の思い出をつくってみてはいかがだろうか。 |

▲07年インカレにて

▲全日本プール選手権にて。男子リレーの表彰台

▲浜辺でトレーニング中
主将の意気込み
ライフセービングクラブ(W.L.S.C)主将
スポーツ科学部3年 原 怜来
私たちは夏のパトロールに向け日々トレーニングに励んでいます。全国の海水浴場が無事故で終わり、早稲田大学の代表としてインカレでは成長した姿を見せられるよう、盛り上げていきたいと思います。
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