進路選択物語 

第一文学部(2008年3月卒) 佐々木 綾乃  
進路先:民間企業(メーカー)本田技研工業株式会社

人生の岐路と夢

 一年間のフランスでの交換留学を終えて私は大きく成長し、保守的だった私の価値観も変わった。たった一度の人生で「何か社会に残せる人物になりたい、挑戦し続ける人生を送りたい」と思うようになった。この信念で、帰国後の4年秋から就職活動を開始。ところが、周囲は就職活動を終了しており、私は焦り、流され始め、当初の信念は薄れていき、内定を取ることが目的となっていった。

 そんな私が本当に悩んだのは数社から内定をもらい就職活動を終えてからだ。企業理念も類似していた最後の2社は、自分の最終決断で悩んだ。結局、直感とキャリアプランなどの総合的判断で決めたが、その後も「本当にこれで良かったのか、私にできることがあるのか」と、自分自身を見つめ直すことになった。 実際に仕事を始め、この会社に入って本当に良かったと思っている。自動車産業は一国の経済発展を左右する大きな影響力がある。会社は大企業だが、未だにハングリー精神が残っていて、性別や年齢に関係なく常に挑戦を求められる環境だ。「ブランド力の発展とマーケティング」で自分の夢を実現していきたい。

 在学生の皆さんには、どこの会社に入るかよりも「そこで自分は何ができるか、将来何をしたいか」を明確にすることが重要だと言いたい。学生が、実際の仕事をイメージしたり、将来のキャリアを考えるのは難しいが、アルバイトやサークル活動、留学体験などを通して自分の視野を広げることはできる。私は早大生には、大きな可能性と潜在能力があると信じている。「自分にできることなどあるのか」「こんな夢は大きすぎる」というネガティヴな気持ちこそが将来の芽を摘んでいく。

 私は今後も自分自身を磨き続け、もっと大きな人物になり、早稲田の先輩や後輩と一緒に豊かな社会を作っていきたいと夢見ている。


留学アドバイザー卒業パーティーで仲間と(右から2番目が筆者)
留学アドバイザー卒業パーティーで仲間と(右から2番目が筆者)

早稲田の先輩や後輩と一緒に豊かな社会を作っていきたい!
▲早稲田の先輩や後輩と一緒に豊かな社会を作っていきたい!

 
1159号 2008年6月12日号掲載