学生注目!! 娘の夢をかなえたい

法学研究科博士 後期課程3年 坂東 洋行

 「パパ、私の夢はねえ、早稲田大学に入学してバレーボールをやることなの」昨年のある日、今年小学4年生になる娘が突然言い出した。

 毎週日曜に上井草で開かれるラグビースクールに息子が参加している間、暇な娘はどうやら体育館に入り、女子バレー部の練習を見ていたらしい。娘がバレー部の部員たちとどんな会話をしているかはわからない。でも、娘は大好きな早稲田の、そして大好きなバレー部のお姉さんたちに優しくしてもらい、いつもうれしそうな顔をして帰ってくる。学部を卒業して17年、最近は早稲田に戻り、仕事と研究に忙しい。それでも子どもとの会話の中心はやっぱり「早稲田」である。夏休みは大学院の研究室に連れて行って宿題をやらせ、私は他の院生と研究テーマについて議論する。そんな生活の中、娘が見つけた「早稲田」はバレー部であった。

  初めて見た試合は学生王者・青山学院との対戦であった。早稲田は学生王者と互角に戦い、勝敗は最終セットまでもつれ惜敗した。小さな子どもに感動を与えることは難しいが、娘はしびれたらしい。今の女子バレー部は、インカレ2年連続4位であり、この水準を維持するための練習は厳しいのだろうが、娘の話を聞いていると、どうやら「優しさ」と「柔らかさ」が強さの秘訣らしい。去年のインカレでは大学からバレーを始めた選手がコートに立っていた。 聞いたところでは、この原稿を書いているまでの1年生の新入部員は1人しかいないらしい。どの運動部も新入部員を獲得するのに大変だろう。でも、どうか「夢」を持った新入学生がバレー部に入り、娘が早稲田に入るまで、伝統を守って欲しい。女子バレー部を今後も娘と見守りたい。

 
1156号 2008年5月22日掲載