| 『早稲田ウィークリー』は、早稲田大学学生部が発行する学生向け週刊広報紙です。(授業期間中の毎週木曜日に発行) | ![]() |
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最新更新日 2008年4月24日 |
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先輩に乾杯!進路に迷ったときに読む、
身近な先輩へのインタビュー |
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■さとう・まみ |
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| 充実した学生生活が急転
佐藤さんの祖父も父も早稲田大学出身ということもあり、自然と早稲田に進学したいと思っていた。また子どものころからチアをやりたいと考えていた彼女にとって早稲田大学でチアができることになったときは、ふたつの夢が叶った瞬間だった。順風満帆な学生生活がスタートし、充実した生活を送っていた佐藤さんに異変が訪れたのは大学2年の10月ごろ。右の足首に痛みを覚えるようになり、12月には何もしていないときでも強く痛むようになった。「疲労骨折では」と思って行った病院での診断は骨肉腫。医師からは重篤な病気であると説明があり、最後に「どんなに治療がうまくいっても右足のひざから下は残せない」という宣告を受けた。それは「頭を割られるような思いだった」と佐藤さんは振り返る。 |
■佐藤 真海ブログ http://blog.livedoor.jp/mami_sato/ http://sato.thestadium.jp/ |
| スポーツに活路を見だしトップアスリートへ! 病気を克服した佐藤さんは退院後すぐに大学へ戻るが、将来への不安、病気再発への恐怖で気持ちは落ち込んでいた。そんな生活からなんとか抜け出したいと思いついたのは“スポーツ”だった。小学生時代に熱中した水泳を再び始めたのだ。「やるからには高い目標をもって頑張りたい」と大会にも積極的に出場する。水泳を通じて本学OBでパラリンピック・水泳の金メダリストの河合純一さんとも知り合った。お互いに“早稲田好き”ということですぐに意気投合し、時にはアドバイスをもらいながら一緒に練習に励んだ。障害があっても明るく前向きに夢を追っている河合さんとの出会いについて「障害について悲観的なっていた自分の心を外に向けさせてくれました」と振り返る。 |
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| 病気を通じて学んだこと 佐藤さんは病気になったことで、食事を摂ることや、話すことなど、それまで普通にできたことができず、また生きていくことすら危うい状況も体験した。『生きたい』と切望しながら命を落とす人も間近で見てきた。そのような経験を通じて「身の回りのことや私を支えてくれるすべての人たちに『ありがとう』という気持ちを素直に持てるようになりました。そういう気持ちを持ち始めてから、初めて幸せや夢が近づいてきたように思います」。佐藤さんは病気をしたことで得たものを見つめ自らの糧にしているのだ。 義足になったことにも何か使命があったのかもしれないと、考えるようになった。「仕事で小学生と交流し、自分の経験を子どもたちに伝えることがあります。聞いてくれた子どもたちが何かを感じたり、考えてくれたらとても幸せですね。病気をしなければ別の幸せがあったのかもしれませんが、今の私はスポーツを通じて世界で戦えるし、素敵な出会いもありました。これからもっと良い生き方ができると楽しみに思えるんです」と明るい笑顔で話す姿は凛としている。 佐藤さんの当面の目標は、北京パラリンピックで結果を出すこと。日の丸を背負って羽ばたく彼女にぜひ声援を送ってほしい。 |
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1153号 2008年4月24日号掲載 |
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