もともと起業家を目指していたわけではなかった。早稲田に入学したころは、何をしたらよいのか分からず途方に暮れた時期もあったという。「入学式でたくさんの新入生を見て焦りました。この中で自分は埋没していくのではないか、と」。“大学時代はこれを頑張った”と胸を張れるものを見つけたい…。視野を広げるためさまざまなサークル活動を経験し、学生団体の立ち上げや総務、フリーペーパーの編集長も務めた。
知人に起業を持ちかけられたのは、大学2年の冬。「リスクの高さを知っていたし、学業をおろそかにしたくなかったので迷いはありました。あくまで“学生時代”に何かをするためのツールとして法人格を利用することにしたんです」。メンバーも、あえて起業家志望ではない友人に声を掛けた。卒業時に次代へ引き継ぐことが前提の会社である。「私自身も、4年生で引退して一般企業に就職しようと初めから決めていました。起業は就職前の社会勉強という意味合いもありましたね」
そこまで考えての起業経験だったが、就職活動にはむしろそれがネックになってしまったという。「いずれは会社を辞めて独立したいのだろう」と取り合ってもらえない。一方、就活中の友人たちには「起業経験が活きて、すぐに就職が決まるのでは?」と冷ややかな目で見られたことも。「学生・社長・就活生など一度にいろいろな顔を持ったため、自分を見失いそうになってつらい時期でした。でもそんなとき、変わらずにそばにいてくれた友人がいて。さりげない励ましの言葉がうれしかった」。やがて一生働きたいと思える企業と出合い、念願の内定を手にしたのである。
「大学は特殊な場所。その気になれば何だってできます」と星野さん。自身も、この4年間は非常に華やかで充実した時間だったのだそうだ。「これからは地に足をつけてしっかりと生活し、地味でも確かな幸せを見つけたいですね!」。大学時代にとことん挑戦してきた彼女だからこそ、見つけられた答えだ。
|

▲生協にて星野さん
生協より早大生へお勧めBOOKs企画実施!!
本学卒の星野さんをはじめ、各方面で活躍している慶大・東大の学生、 さらには早大OBの作家&俳優の中谷彰宏さんが早稲田生のみなさん
に向けてお勧めの本を選び、手書きのポップでご紹介しています!!
教科書を探すついでに、そして学生生活をもっと楽しく充実させる手助けに、ぜひ立ち寄ってみてください♪

▲著書『大学2年で社長になるということ』
2007年12月/ダイヤモンド社
|