古寺仏には、とにかくいろいろな人が集まる。寺、仏像にとどまらず、城、庭園など、部員の興味は多岐にわたる。そこで私たちが大切にしているのは「ちょっとしたコツを伝える」ことだ。例えば仏像。写真集などではどれも同じように見えるが、作られた技法の違いや、如来・菩薩などの種類によって違うポーズや着衣様式など、見分け方や鑑賞のポイントがわかると、親しみがわいてくるから不思議だ。自分だけの見方ができればこんなに楽しいものはない。
主な活動内容は神社仏閣に関するもの、あるいは古いものを研究している。具体的には、建築・庭園・芸術思想・歴史・仏像・仏教思想の6つの班に分かれ、毎週決まった曜日に、「班会」と称した研究会を行っている。この制度が特徴的であり、古寺仏のアイデンティティーと言える。班会は発表者が毎回一人以上おり、各班それぞれのテーマで発表が行われる。
もうひとつ古寺仏の特徴が、ほぼ毎日活動が行われること。これは非常に貴重なことである。
また会誌「風鐸」を年一回発行しており、その年の古寺仏をまとめて見ることもできる。そして古寺仏ならではのフィールドワークが前後期一回ずつ、各班主催で行われる。行き先は関東圏内で、班会での発表では扱えなかった名所の魅力を存分に味えたりと、魅力あふれるものだ。
春は奈良・京都、夏は全国各地へと繰り出す合宿も楽しい。各自、自由行動が基本の合宿だが、宿での互いの情報交換の語らいがたまらなく楽しい。アットホームな古寺仏ならではの光景だ。
初心者でも気軽に部室に遊びに来られるのが古寺仏のいいところ。いままで知らなかった歴史や芸術の「ツボ」が発見できること請け合いである。
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▲班会の風景。筆者は左手前

▲熱心に資料を読み込むメンバー |