世界・地域の食卓から 日本(東京)

深川飯

 東京下町、お江戸の粋と人情を色濃く残した江東区深川。門前仲町駅で下車すると、そこら中から「深川飯」の看板が目に飛び込んでくる。なんでも、江戸時代の漁師たちが、隅田川で取れたあさりをご飯に乗せ、みそ汁をぶっかけて食べたのが始まりなのだとか。やがて炊き込みご飯にアレンジされ、深川の名物となった深川飯を、深川育ちの岡田綾夏さん(文2年)に紹介していただいた。

Ingredients(4人前)
米・・・カップ3(3合) 干ししいたけ・・・3枚(水で戻す)
あさり(むき身)・・・80g しょうが・・・少々
[A]水・・・2カップ しいたけの戻し汁・・・2分の1カップ しょうゆ・・・大さじ3
みりん・・・大さじ2  酒・・・大さじ2 砂糖・・・大さじ1
Recipe
1 あさりのむき身は塩水で洗い、水ですすいで水気を切る。
2 しいたけを5mm角に、しょうがを千切りにし、
[A]の調味料と共に鍋に入れて火にかける。
3 煮立ったらあさりを入れて手早く煮て、あさりを取り出す。
4 3の煮汁に米を加え、よくかき混ぜて炊飯器で炊く。
5 炊きあがったらあさりを入れ、10分ほど蒸らす。
6 器に盛ってできあがり。
深川飯
Story
 私の家系は古くから深川に住んでいます。少なくとも祖父の代には深川にいました。私も生まれは葛飾区なのですが、小学校3年生の時からはずっと深川に住んでいます。引っ越してきたときも土地の人が優しく迎え入れてくれたので、すぐになじむことができました。地域の結びつきは強いけれど閉鎖的ではなく、あたたかい土地柄です。個人主義と言われがちな東京では珍しいのではないでしょうか。
 あと、なんと言ってもすごいのは深川のお祭り!特に3年に一度の本祭は大y変な賑わいなんです。お祭りの季節になると深川の良さを改めて感じ、「先祖がこの土地に住んでいて良かった」と心から思います。
そんな深川っ子の私にとって、深川飯は小学校の給食でもよく食べたなじみ深い料理。砂に当たることもありますので、作るときはきちんと砂抜きしてくださいね!
   
1152号 2008年4月17日掲載