世界の食卓から

〜ベルギー〜



煮込む前の鍋の中
▲煮込む前の鍋の中
玉ねぎが溶け、最後は牛肉だけ。
▲玉ねぎが溶け、最後は牛肉だけ。

  ベルギーの学園都市ルーヴァン。15世紀に創建されたルーヴァン・カトリック大学からはるばる日本にやってきた別科日本語専修課程のTine Van Broeck(ティナ・ヴァン・ブルック)さんは、高校時代から日本語を学んできた。今回は、寒い冬にぴったりの「フランダース風ビーフ・シチュー」を紹介してもらった。

【Dish】

Stoofvlees op Vlaamse Wijze
(ストーフレース オップ フラームス ヴァイズ:
フランダース風ビーフ・シチュー)

【Ingredients】(4人前)

・タマネギ 大2個 ・カレー用の牛肉 500g
・黒パン 1枚(全粒粉のパンでも可)
・ビール 350ml缶2本 ・ワインビネガー 大さじ1
・バター 40g ・ローリエ 1枚 ・塩 適宜
・コショウ 適宜  ・クローブ 小さじ1
・タイム 小さじ1 ・小麦粉 大さじ1
・ブラウン・シュガー 大さじ1 ・マスタード 大さじ1

【Recipe】

  1. カレー用の牛肉は2cm角に切る。タマネギは薄切りにする。
  2. フライパンにバターを入れ、牛肉の表面が茶色になるように強火で約5分焼く。
  3. 2に塩と胡椒を加えて混ぜ、深い鍋に肉だけ移す。
  4. 油が残っているフライパンにタマネギを入れ、全体が少し茶色くなるまで炒める。
  5. 4にブラウン・シュガーと小麦粉を加え、1分ほど炒めて全体になじませる。
  6. 5を鍋に移し、ワインビネガー、ビール、ローリエ、クローブ、タイムを加えて、弱火で1時間ほどコトコト煮る。底が焦げ付かないように時々混ぜること。
  7. 耳を取り除いた黒パンにマスタードを塗り、それを落とし蓋のようにマスタードを塗った面を下にして鍋に入れ、30分ほど弱火で煮る。
  8. パンが煮くずれたら、全体をよく混ぜ合わせ、牛肉が軟らかくなり、スープにとろみが出るまで、約90分ほど煮る。スープにとろみが出てくると、底が焦げ付きやすいので、時々、鍋底をかくように混ぜること。最後に味見をして、必要だったら塩を加える。
  9. 付け合わせにはフライドポテトがベスト! Smakelijk!(スマークルック!:どうぞ召し上がれ)。
ine Van Broeck(ティナ・ヴァン・ブルック)さん

【Story】

  ベルギーはビールでも有名な国。中でもティナさんが通う大学があるルーヴァン市には、ヨーロッパ有数のビール会社 InBev(インベブ)がある。この料理にもビールを使うので少し苦みが残っていて、それが味のアクセントになっている。ビーフ・シチューは、親戚や友人がたくさん集まった時に大きな鍋いっぱいに作る、日本でいえば「鍋」のようなものだとか。

 付け合わせには、フライドポテトが欠かせない。あまり知られていないが、ベルギー人にとってフライドポテトは日常食。市内にfrit kots(フリットゥ・コッツ)というフライドポテト専門の売店が出るほどだ。歩きながら食べるのはもちろん、スープやシチューのサイドディッシュにはフライドポテトは必ずといって登場するという。

(2008年1月10日掲載)

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First drafted 2008 January 10.