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ミュージカル『FAME』総合プロデューサーとして国際交流を図る
  施 依依さん


施 依依さん
せ・いい
 1987年中国上海生まれ。千葉県立東葛飾高校卒業。第一文学部2年。人文専修。ICC学生スタッフリーダー第1期生。ICCイベントの一環としてミュージカル・プロジェクト『FAME』を企画・運営。趣味は映画鑑賞、読書。

 12月に大隈講堂で公演を予定しているミュージカル『FAME』をご存知だろうか。キャスト・スタッフはすべて学内公募で集まったInternational StudentsとLocal Students、主催はICC。まさに異文化共生で一つの舞台をつくるこのイベントの仕掛け人は、ICCの若きスタッフリーダー、施さんである。

 施さんは生粋の中国人として上海に生まれたが、父の留学の関係で6歳の時に来日して以来、ずっと日本で暮らしてきた。長期休暇には親類のいる中国へ帰るため、母国が二つあるような感覚である。「そのせいか、あまり国籍・国境という意識がないんです。固定観念にとらわれず、どちらかというと客観的に、それぞれの国を見ることができていると思います」

 そんな自らの感覚が国際的な仕事へ生かせるのではないかと考え、1年生の時、開設されたばかりのICCの学生スタッフに応募した。「でもICCのイベントはほとんどが単発のもので、参加者は当日その場で交流を楽しんで終わり。長期にわたって本気で取り組めるイベントを作りたくて、舞台制作を立ち上げました」。特定の人だけではなく全員が主役の群像劇にしたくて、演目はブロードウェイ・ミュージカルの『FAME』に。日本語版と英語版のダブルキャストも見所の一つ。「舞台上では国籍は関係ありません。ボーダレスとも違う、国境を超越するようなものを目指します!」

 将来は「グローバルな女」になりたいと語る施さん。国際交流とは、結局のところ個人とどう向き合うかだと考えている。「国籍や言語が異文化理解の障害だと言うのは、理解しようとしない言い訳じゃないでしょうか。国境は海や山に線が引かれているわけではなく、知識の境界線なんだと思います。その線をどこまで広げられるかですね」。今度は自分が「受け入れる側」ではなく、「飛び込んでいく側」として留学もしてみたいのだとか。彼女は、国境を越える新たな一歩を早稲田で踏み出したばかりだ。


ICCミュージカル・プロジェクト『FAME』

12/17(月) 日本語公演
12/18(火) 英語公演
 大隈講堂にて18:00開場、18:30開演 入場無料

「日本語で演じるInternational Studentや英語で歌うLocal Studentもいて、チャレンジングな舞台です。初日に日本語版で内容を理解してから、翌日の英語版をご覧いただくのがお勧めです!」(施さん)

▲ICCミュージカル・プロジェクト『FAME』のメンバー

(2007年12月13日掲載)

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First drafted 2007 December 13.