ぐろーかる・らうんじ ―世界から早稲田へ― |
From Australia to Waseda
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▲モナッシュ大学のキャンパス
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▲メルボルン市街
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「こんにちは!」ときれいな日本語であいさつされた。聞いてみれば、高校時代から日本語を学んできたという。それに来日は今回でもう4回目。そういう意味では、来日が初めてという一般の留学生とは違った冷静な目で日本を見ているようだ。「オーストラリア人にとっては、日本は意外と近い存在なんですよ。だから高校から選択科目として日本語が学べるんです」
これまで一番長く日本に滞在したのは、2003年の高校生の時の1年間。その後、愛知で開催された「愛・地球博」のオーストラリア館でビクトリア州の親善大使を務めたという。「来場者がほんとうに多くて、びっくりしました」と当時を振り返る。
そして今回の留学である。留学先として早稲田を選んだのは、以前、友人が本学で学んでいたこともあるが、「日本の多々ある大学のなかでも、有名大学ですからね」と笑う。そして、彼女がメルボルンで通っているモナッシュ大学と早稲田が、お互いに交換留学生を派遣していることも大きかったという。
モナッシュ大学で法学を学んでいることもあって、早稲田での所属は法学部だが、日本語教育研究センターの授業も受けているという。「民法は国によってかなり異なりますので、難しいですね。でも『ジェンダーと法』の講義はよかったです」。流暢な日本語を話すガブリエルさんだが、読み書きについてはまだまだ勉強が必要だと実感しているという。「早稲田では主に、先生が学生に向けて講義するようですが、モナッシュ大学では、200人規模のクラスでも全員が参加してのディスカッションを行ったりします」。その上、講義の模様は録画されてインターネットで配信されるので、復習もできるし、同じ時間帯の講義を複数履修できる。「留学生にとっては、講義を何度でも聴くことができるので、重宝しているようですよ」
早稲田に来てびっくりしたのは、学生がクラブ活動に非常に積極的であること。「オーストラリアの大学生は、あまりクラブ活動をしません。大学ではやはり成績のことを一番気にしますね。あと就職時にどれだけの講義を履修したかも問われるので、みんな真剣に勉強します」
ガブリエルさんの将来の夢は、弁護士になることだという。オーストラリアには、日本のような司法試験がない。その代わり、法学士を取得した成績優秀者のみがインターンとして法律事務所に入所し、6カ月から1年間の実務実習を経て、適性があると認められたほんの一握りの者だけが、弁護士資格を得られるという。「これがとっても難しいんです。競争も激しいですからね。でも私は頑張るつもりです」。早稲田での留学経験が、そして日本語の能力が、きっとプラスに働くと信じているという。
(2007年11月29日掲載)
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