世界の食卓から

(11)〜日本(長野県)〜



 今回は、長野県出身の伊藤みゆきさん(法3年)に地元の名産物「おやき」を紹介していただいた。そば処としても有名な長野県だが、そもそも米づくりに向かない地域が多かったことから、そば粉や小麦粉を使ったおやきがご飯の代わりとして普及したのだという。かつては家庭の囲炉裏で焼いて食べるのが一般的だったおやき。今も主食として、おやつとして、携帯食として、愛され続けている信州の郷土料理だ。

【Dish】

おやき

【Ingredients】(10個分)

(皮)
・薄力粉 500g
・ベイキングパウダー 小さじ4分の1
・砂糖 カップ6分の1 ・塩 少々
・卵 1個 ・牛乳 1カップ
・水 少々 ・サラダ油 大さじ2分の1

(具材)
なすの甘辛いため(水分がなくなるまでいためる)、ひき肉と野菜のみそいため、あんこ、切り干し大根、ひじき、野沢菜など。お好きなものを入れましょう。

【Recipe】

  1. 皮の材料を混ぜてよくこね、2、3時間おき、赤ちゃんのほっぺのように柔らかくする。
  2. 皮は1個70gくらい。皮を伸ばして具材を入れ、手早く口を閉じる。
  3. 丸い形を作り、テフロン加工のフライパンで、油を入れずに弱火で焼く。
  4. 片面をきつね色に焼いたら、裏返してふたをし、10分ほどさらに弱火でじっくり焼く(焦げないように注意!)。
  5. 蒸し器で7分ほど蒸す。
  6. 熱いうちに1個ずつラップでくるむ。
伊藤みゆきさん

【Story】

  「長野はそば」というイメージの人も多いと思いますが、私は小さいころから慣れ親しんだおやきの印象が強いですね。お店でもよく食べましたし、母や祖母もしょっちゅう作ってくれました。家で作るものはやわらかいのですが、お店のおやきは生の具材を皮に包んで炭火で焼くため、歯ごたえがあります。どちらもそれぞれ違ったおいしさがありますよ。お菓子と違ってヘルシーなところもおやきの良いところですね! 母が趣味でつくっている自家製の野菜も、おやきによく入れていました。特に私が好きなのは、なすの甘辛いためのおやき。なすは苦手でしたが、おやきのおかげで食べられるようになったんです。

 長野県は、自然がいっぱいで、人が自由に生きていて、のびのびとした開放感のある土地です。地域の住民の結びつきも強く、団結力がありますね。

 私は今、学生NGO団体『EST』に所属し、ボランティア活動をしています。今思うと、活動を始めたきっかけもふるさとへの思いが根底にあった気がしますね。自分の故郷が好きで、長野県が好きで、その結果、日本の文化も大好きになりました。そんな日本のさまざまなことを知ってもらいたい、世界に伝えたいという思いからボランティアに携わるようになったんです。ハワイの学校で日本の文化を教える活動も行いましたし、今年の夏もボランティアのためにインドに行きました。日本と世界の架け橋として、残りの学生生活を充実させていきたいです!

(2007年11月22日掲載)

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First drafted 2007 November 22.