ぴーぷる

バトンで「美」を表現
 飯島 友美さん



いいじま・ゆみ
 1986年埼玉県生まれ。錦城高等学校卒業。スポーツ科学部3年。2001年世界バトントワリング選手権大会女子ジュニア部門1位。2007年世界バトントワリング選手権大会女子シニア部門1位。趣味は音楽・舞台鑑賞、美術館巡り、手芸。

 リズムに乗って空中を飛ぶバトン、それに合わせて華麗に舞う演技者の姿に魅了され、小学1年生から大越多美子バトンスタジオで本格的にバトントワリングを始めた飯島さん。15年間、大越多美子先生の指導のもと、持ち前の素直な性格で教えを吸収し成長しながら、ひたむきにバトントワリングを続けてきた。「バトン イコール人生」。飯島さんはこう言いきる。ぴんと背筋が伸び、崩れることのない正しい姿勢は、バトントワリング演技者として、不断の訓練を物語っている。

  「バトントワリングの魅力は空間をフルに使えることです」。その言葉通り、バトントワリングの演技では、技を決めることと同様に、高さを用いて空間をフルに活用し演じることで、高度な表現力を生む。彼女は趣味の芸術鑑賞でも、常に空間の使われ方を意識して、演技につなげようと心がけている。「ただ音楽に合わせて動いているだけではなく、バトンを演技して、見ている人たちに感動してもらいたい」。真剣なまなざしで、一言ひと言かみしめるように語る飯島さん。

  子供のころから数々の大会を経験し、自分が演技者であることを強く意識してきた。スポーツと芸術の要素を併せ持つバトントワリングを通して、総合的な美しさを表現しようと、練習を重ねる日々だ。世界バトントワリング選手権大会では、少女から女性への成長を表現したピアノ曲を選曲し、優れた芸術性と確かな技術力に基づく演技が評価され、逆転勝利で見事1位に輝いた。「わたしの演技を見た方々が、感動して涙を流してくれました。それが一番うれしかったです」。と、いきいきとはずむ口調で語ってくれた。

  「大学では運動学の視点からバトントワリングの技の分析をしていきたいと思います。本当に興味深いことばかりです」と、目を輝かせる。学問的にもバトントワリングを追究し、質の高い演技を目指し、さらなる高みへと羽ばたいている飯島さんだ。

(2007年11月22日掲載)

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First drafted 2007 November 22.