現場レポート |
「ピア・エデュケーション」
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▲スタッフとして参加した筆者(手前)
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▲大学生から高校生へのピア・エデュケーションの様子
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去る10月23日に都立新宿山吹高校にて「ピア・エデュケーション」を実施した。ピアとは「仲間」という意味で、同年代による同年代への教育のことをいう。私たちqoonは、13年間HIV/AIDSの予防啓発に、イベント開催という形で携わってきたが、実際に高校生の意見を直接聞く機会はなかった。今回「高校生たちの生の声を聞く」ということを目的に、生徒参加型の講義を3講座実施した。
その中でも特に力を注いだのが、「日本のエイズ」の講座である。これは、日本で感染が拡大しているHIV/AIDSを「自分の問題としてとらえる」ことを目的に行ったもので、具体的には水や薬品を用いて、HIVの感染の広がり方を体感する「水の交換」※という手法を用いた。生徒からは予想以上の反応があり、大きなインパクトを残せた。
今回初めてピア・エデュケーションという形をとり思ったことは、「顔が見えることの大切さ」だ。紙媒体やメディアを通していくら情報を伝えても、彼らの反応はダイレクトには伝わってこない。しかし、今回のように生徒を前にして顔を向き合わせて話をすれば、たとえ言葉にならなくとも雰囲気や表情から、反応が伝わってくる。インターネットなどの普及により、直接相手と向き合うことなくして、情報を交換できる時代にあるが、実際に会って話をすることの大切さを改めて感じた。「継続は力なり」。これからも、積極的に足を運び、少しでも多くの同年代の人々と触れ合って行きたい。
※「水の交換」とは、HIV感染に見立てたワークショップ。いくつかのコップに薬品を入れ、そして、互いのコップの水をすべて違う人と数回交換し合い、その後全員の水に薬品に反応する試薬を入れ、赤く染まる人が何人出てくるかをみて、感染の実体験をしてもらうもの。
(2007年11月8日掲載)
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