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大学野球界の新星!
 斎藤 佑樹さん



さいとう・ゆうき
 1988年群馬県生まれ。教育学部社会科専攻1年。早稲田実業学校高等部出身。2006年、全国高校野球選手権にて全国優勝。第56回全日本大学野球選手権大会最高殊勲選手。第36回日米大学野球選手権大会代表。野球部所属。投手。趣味は映画鑑賞。

 そのまっすぐな瞳と言葉が、これまで多くの人を惹き付けてきたのだろう。彼が受ける重圧は計り知れないが、それを感じさせない落ち着きが彼の精悍さを一層際立たせている。「この半年はとても早かったですね」と斎藤さん。六大学野球春季リーグ完全優勝・全日本大学野球選手権優勝も記憶に新しいが、「この夏、ダッシュの練習10kmを毎日やったので、足腰はかなり安定してきました」と、さらに一回り大きくなって秋季リーグの開幕投手を見事な成績で務めた、超大型新人だ。

 「大学にはだいぶ慣れました。今は社会のことをいろいろと学びたいです」と、勉強面でもそのまなざしの真剣さは変わらない。「夏の甲子園後に日米野球で米国に行ったとき、英語をちゃんと学ばなくてはと実感しましたね」。その時期は、彼ならではの悩みも転機を迎えたという。「帰国後も報道関係の騒ぎが収まっていなかったので、とまどいはありました。でもマスコミの記者の方々は、年上の先輩方ばかり。尊敬して取材をお受けしなくてはと思うようになりました」。

 先発登板前は高ぶる緊張を抑えるため、好きなJ-POPを聴いて気持ちを落ち着かせる。「試合でピンチになっても、バックを守る仲間やベンチのチームメイトなど、周りを見るようにしています。自分とバッターだけで試合をしているのではない、と」。どんな時も自分を一歩引いて見る冷静さを忘れない。そこに彼の芯の強さがあるのだろう。

 「大学野球は、野球部だけじゃなくて大学同士の対決、というのが面白いですよね。特に早慶戦は応援もすごくて。応援部の方々は僕たちよりも大変なんじゃないかな…」。マウンドにまで応援の声はしっかり届くそうで、「とても励みになっています」と話す表情は柔らかい。「大学でもっと友達も作りたいので、声をかけてください。ぜひたくさんの学生に神宮へ応援に来てほしいです!」。さらりと見せてくれた笑顔は充実感であふれていた。

(2007年10月18日掲載)

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First drafted 2007 October 18.