こんな授業! どんなゼミ?

「女性・しごと・ライフデザイン(科学技術分野編)」オープン科目
 〜女性としてどう生きるか〜


ゲストスピーカー 福沢恵子先生
▲ゲストスピーカー 福沢恵子先生…ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部在学中に女子学生の作るホンネの就職情報誌『私たちの就職手帖』を創刊。初代編集長を務める。

教育学部3年 上野 真希
教育学部3年 根岸 香織

 近年、日本では女性が働くことが普通になり、多彩な職種に女性が進出してきている。しかし、女性が働き続ける過程では、妊娠・出産、それに伴う子育てなど、多くの女性にとっては幸せでもあることが、状況によっては、ひたすら絶望的な高い障壁になってしまうことがあるのだ。

 「女性・しごと・ライフデザイン(科学技術分野編)」は、これらの困難を乗り越え、仕事と両立させていくためにはどうすればいいかを考える、特に理数系の女性に向けた授業である。この授業は主に講義と、数回のワークショップで進められる。オープン教育科目の半期の授業で、進学予定の高校生も数人受講している。

 講義では、自分自身が仕事と出産・子育てを両立させているゲストスピーカーの方々から、直接お話も伺える。シビアな現実を教えながらも、決してあきらめてはいけないと実体験を熱く語ってくれた。

 今回のゲストスピーカー福沢恵子さんは「職業とライフデザイン…自分の進路を考えるためのヒント」というテーマで講義をしてくださった。福沢さんは出産前後の働き方の違いをタイプ別に分け、それぞれのメリットとデメリットをあげた。それは、出産後の仕事と家庭への漠然とした不安に対し、具体的な選択肢を示すことになる。そして私たちに現実を見据えて決断することの重要性を示してくれる。

 実際に、学生同士で行うワークショップでは10年後の自分を想像しながら「未来日記」を書く。その未来日記を基に、自分の理想と、その実現のためには何が必要なのかを、班に分かれて話し合い、発表する。

 この授業で、私たちは現実の厳しさを再認識できた。しかし、それと同時に、今ある現実をしっかり受け止めた上で、自分自身の言葉で考え、選択していくことが重要だと分かった。

 最後に、主に女性向けの授業ではあるが、多くの男性方にもぜひ受講してもらいたいと思う。

授業風景
▲この講座は、2006年度に受託した科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」−『早稲田大学・研究者養成のための男女平等化プラン』によって開設されたもの。コーディネーターは教育・総合科学学術院の矢口徹也教授。金曜・土曜の2講座で、300人ほどの大学生、高校生が受講している。

(2007年10月11日掲載)

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First drafted 2007 October 11.