現場レポート

マザーグースと早稲田の人々
鷲津名都江先生講演会


第二文学部2年 松橋 頌

講演中の鷲津名都江さん
▲講演中の鷲津名都江さん

 マザーグース(Mother Goose)と言われてピンとくるだろうか?自分はよくわからなかった。マザーグースというのは正式名称ナーサリーライム(nursery rhyme)といって日本の『かごめかごめ』や『はないちもんめ』のような、伝承の歌やメロディである。ハンプティ・ダンプティとかが出てくる話…と言われれば、「あっそういえばそんなものあったなあ」と思う方もいるかもしれない。

 7月4日に開かれた今回の特別講座において鷲津名都江先生は、このマザーグースについてお話くださった。鷲津先生は実は昔、“小鳩くるみ”という名前の童謡歌手でその後NHKの歌のお姉さんをなさっており、今回の講義でもそれを実感した。一目見ると優しく穏やかな女性といったイメージだが、話し始めるとハキハキとした、よく通る大きな声で話されるのだから驚く。しかも、ふむふむと、うなずかせられる楽しい講義だったので、今回、講義中に寝てしまう…という方はいなかったのではないだろうか。

講演会の様子
▲講演会の様子

 マザーグースは子ども向けの歌だろう、と思う方もいるだろうが、英国圏では新聞、テレビ、映画などでもマザーグースを引用した表現が数々出てくるそうだ。しかも、マザーグースの日本への普及には、島村抱月をはじめとした早稲田大学出身者が深く関わっていたことも今回の講義でわかった。  1949年4月の学部開設より、各方面で活躍する個性的な卒業生を輩出し、「ワセダらしさ」を象徴しているといえる第二文学部が現、在学生の卒業をもって幕を閉じる。

 今回の特別講座は第二文学部文化講座実行委員会が企画したものである。この実行委員会はイベントや講座を通じて独特の「二文文化」を伝えていこうとしている組織で、さまざまな講演会をこれからも企画している。今後の活動に注目してほしい。

(2007年7月19日掲載)

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First drafted 2007 July 19.