学び ふたたび

自分らしい土俵での チャレンジ精神を大切に


大学院商学研究科 ビジネス専攻1年 浅尾 貴子

「たくさんの方々との出会いは人生の宝物」
▲「たくさんの方々との出会いは人生の宝物」

 私の経歴は少し異色である。大妻女子大学短期大学部食物学科を卒業後、電気メーカーの栄養士として就職。その後、編入学を経て女子栄養大学栄養学部を卒業。以降、小売・流通(ダイエー、サザビー)外食・中食(ロック・フィールド、日本ケンタッキー・フライド・チキン)の飲食部門においてメニュー・商品の企画開発、マーケティングプランの立案やマネジメントを通算で13年行い、今年の4月に早稲田大学大学院商学研究科に入学した。

 学部での学習は基礎知識となり、それを基軸に勤務経験により実務スキルを習得した。しかしふと立ち止まると、専門外のことは自主的に勉強する以外は知る方法がなかった。キャリアアップの度に、必要を感じて資格取得や諸学校への通学を計三度重ねた。現在の大学院での学びを、経営視点に必要な知識とビジネスの世界でロジカルに課題解決できる能力の習得に、つなげていきたい。

 企業での仕事は2つに分かれていると言われる。ひとつは「専門職」として活躍すること。もうひとつは「管理職」として企業を支える立場になること。スペシャリストでありながら、ゼネラリストとしてのスキルをも身につけたい。仕事ではすべてが循環していて、この2つを切り離すことは難しいと実感している。今までの食分野での専門知識や勤務実績だけでなく、マネジメントも戦略策定も人材育成も、経営の立場では不可欠であると途中から気付き始めた。総合的な学びの必要性を感じたことが、大学院への入学のきっかけとなった。

 社会で必要だと感じたのはまず「自分の専門性(土俵)」を持つこと。次に大切なことは「コミュニケーション能力」を身につけること。どんなときも周囲に理解者や協力者が不可欠であり、「人」もとても大切である。大学院にはさまざまな分野の素晴らしい実績を持った方が多く、良い刺激を受けられる貴重な場となっている。

 チャレンジの延長で、現在、早稲田で学べることは非常に幸せである。これからも経験を生かし、社会に還元できる人材となることを目標に、時間を大切に過ごしていきたいと思う。

(2007年6月14日掲載)

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First drafted 2007 June 14.