ユニーク学生! 「何してるの?」

幸せと驚きを魅せる


早稲田マジッククラブ幹事長 教育学部3年 杉山 淳紀

パラソル。色とりどりの傘を出す(右側が筆者)
▲パラソル。色とりどりの傘を出す(右側が筆者)
定番のハトを使ったマジック
▲定番のハトを使ったマジック
「和妻」と呼ばれる、和傘や扇子といったものを出す和風のマジック。迫力がある
▲「和妻」と呼ばれる、和傘や扇子といったものを出す和風のマジック。迫力がある

 マジック。それは自分の目を疑うような不思議な現象。早稲田マジッククラブ(以下、マジッククラブ)は、マジックというエンターテインメント性の高い芸術を通して、現実には起こり得ないことを皆さんにご覧いただいている。

  マジッククラブは1957年、今からちょうど50年前に創設された伝統のあるサークルである。活動の中心は、舞台上でマジックを披露するステージマジックである。毎年6月にはファミリーパーティー、10月にはマジカルネットワーク、12月には学外定期発表会の年3回の発表会を開催している。現在のサークル員は40人程度で、ほとんどが大学からマジックを始めた人である。また、関東の10大学のマジックサークルにより構成されている関東大学奇術連盟に加盟しており、毎年春と秋に発表会が行われている。

  1年生の発表会では、1年生1人に上級生が1人ずつつき、師弟関係が結ばれる。1年生は師匠である上級生から、舞台上での立ち方や歩き方といった基本的なことやマジックの技術などを学ぶ。師匠との交流を通して1年生はステージマジックの面白さや魅力なども学んでいく。1年生の発表会ではあらかじめ演技内容が決められているが、2年生以降は自分でやりたいことを考える。それぞれがプロマジシャンの演技や過去の発表会のビデオを見るなどして、自分の演技を構成する。また、音響効果や照明効果といった演出も自分で決めるので、それぞれが思い思いの演技を披露する。

  私たちが披露しているステージマジックは、決して容易なものではない。マジックは表方で演技をする演者だけで成り立つものではなく、音響、照明、道具といった裏方があってこそ、初めて成り立つものだ。サークル員が一丸となって一つの発表会を創り上げるのである。本番1カ月前から毎日行われる練習はつらく、時には逃げ出したくなることもある。だが、発表会を成功させるという思いの下、仲間と協力し、壁を乗り越えていく。だからこそ、発表会後に味わう感動や達成感は最高のものである。これがマジッククラブの醍醐味である。

「マジカルネットワーク2006」本番後、初めてのステージに立った1年生。
▲「マジカルネットワーク2006」本番後、初めてのステージに立った1年生。

  マジッククラブに興味を持った方は、ぜひ発表会にお越しいただきたい。日常では目にできないさまざまな現象を、マジッククラブを通して「見て」、できることなら「魅て」いただければと思う。お越しくださった皆さんに、幸せと驚きを味わっていただきたい。


(2007年6月7日掲載)

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First drafted 2007 June 7.