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障がい者競泳・世界選手権の銀メダリスト
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すずき・たかゆき
1987年静岡県生まれ。聖隷クリストファー高等学校卒業。教育学部3年。長島啓記ゼミ。2004年アテネパラリンピックで200mメドレーリレーで銀メダル、200mフリーリレーで4位入賞。06年12月に南アフリカ世界選手権50m平泳ぎで銀メダル。 |
「絵は見るのも描くのも好き、音楽は聴くのも演奏するのも好き」と言うように、競技生活だけでなくプライベートも充実させている鈴木さん。パラリンピックと世界選手権の銀メダリストという大きなタイトルを手にしながらも、「練習が忙しくて、なかなかオフに入れないんですよ。もっと趣味に真剣に取り組みたいんですけどね」とさらりと言い切る。無我夢中で水泳だけに打ち込んできたというよりは、数多い趣味の中で自然体に続けてきたという印象だ。
「先天性四肢欠損」という障害を抱えて生まれた鈴木さんは、保育園時代から泳げたこともあり、小学校から水泳を習い始めた。高校で本格的に競泳に取り組むとすぐに頭角を現し、3年生の時にアテネパラリンピック日本代表に。フリーリレーではメダル獲得と周囲から期待されたが、それで逆に気負ってしまったという。「結果は4位でメダルを逃してしまったんです。メドレーリレーで銀メダルを取れた時はうれしさもありましたが、それ以上にほっとしましたね」
良い結果を出すほどに大きくなる周囲の声援を受けて続けてきた水泳。その一方で、「自分の意志で続けているのではないのではないか」という思いから辞めたくなることも。「でも、高校時代から強化選手になって大人の世界に触れられたことは勉強になったと思います。それに、障害を持った体だと周囲から『何ができるのか』という目で見られることもありますが、パラリンピック銀メダリストの肩書きがあると僕を見る目も変ってくる気がして。卒業して社会に出たら、それをより一層感じるんじゃないかな」。そんな彼の道のりの集大成としても、北京パラリンピックは狙っていきたいのだとか。「その後の進路はまだ考えてませんが、水泳をやるために仕事を選びたくはないですね。仕事を一番に考えて、続けられるようなら続けます」。あくまで水泳と一定の距離を保ちながらも、今日もプールに向かう鈴木さんの姿がある。
(2007年6月7日掲載)
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