ユニーク学生! 「何してるの?」

切ったり、生活したり、する。


思惟の森の会幹事長 第一文学部3年 若島 亮

大学の授業「農山村体験実習」で訪れた学生と共に、村長の話を聞いている。
▲大学の授業「農山村体験実習」で訪れた学生と共に、村長の話を聞いている。
草刈りの様子。1メートルほども柄のある長い鎌を使う
▲草刈りの様子。1メートルほども柄のある長い鎌を使う
森林管理のプロによる実演指導
▲森林管理のプロによる実演指導

 「イクリン」

 何だそれは、と思う方も多いのではないだろうか。化学っぽいような、間抜けでかわいいような、実に微妙な響きだが、「イクリンしています」と言って通じる人は、あまりいないのではないだろうか。

 このように、「専門用語でしか説明できないサークル」というのは、それだけでマイナーになる素質を持ってしまう。育林サークルの思惟の森の会も、やはりマイナーである。しかし、40年も続いている。これはちょっと、すごいことだ。

 すごい思惟の森の会は、マイナーながら年3回、「合宿」と称して岩手県の田野畑村にある「思惟の森」で木を植えたり、切ったり、枝を切ったり、草を刈ったりしている。「切ってばかりではないか」という向きもあるだろうが、実際に切ってばかりなのだから仕方がない。木を植えるということは、その木を育てたいということだ。育てたい木があれば、育てたくない木もある。成長が悪い木、植えていないけれど生えてしまった木、木の成長を邪魔する草は、切らなければならない。植えるばかりが、育てることではないのだ。

 育林ばかりしているのかというと、そうでもない。「思惟の森」は、村の方から借り受けた土地だ。このことが代表するように、村の方は大変懇意にしてくださっている。農業、酪農、漁業などの作業を体験するチャンスや、村の方々といろいろ話す機会もある。東京や自分の出身地とはまた違った考えを持つ人と話をするのは、とても刺激的だ。

 ところでこの合宿、実は誰でも参加できる。というより、会員だけで行った合宿はほとんどない。仲の良いサークルや、WAVOC(平山郁夫記念ボランティアセンター)の紹介など、さまざまな背景を持つ人を交えて合宿は行われる。

 多彩な人々と話し合い、触れ合い、共に生活する。それだけのことが、面白い。面白いが、たぶん、やってみないと分からない。やってみたい人は、学生会館E617へ。

【URL】http://blog.livedoor.jp/morinokai/

(2007年5月24日掲載)

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First drafted 2007 May 24.