世界の食卓から

(7)ブルガリア


  ブルガリア料理といえば、やはりヨーグルトを思い浮かべるのではないだろうか。事実、ブルガリアではヨーグルトをはじめ、乳製品をよく使うという。今回は、ソフィア大学から本学の別科日本語専修課程に留学している Margarita Nikolaeva Ukegawa(マルガリータ・ニコラエヴァ・ウケガワ)さんに、おすすめの家庭料理を2品紹介していただいた。※いずれも4人前

●前菜:パトラジャーニ・イ・ティクヴィチキ(ナスとズッキーニのソテー)

前菜はヨーグルトソースで実にさわやか
▲前菜はヨーグルトソースで実にさわやか

【Ingredients】

・ナス2本 ・ズッキーニ2本 ・プレーンヨーグルト400g
・ニンニク2片 ・キュウリ1本 ・生のディル(ハーブ)適宜
・塩少々 ・コショウ少々 ・小麦粉適宜 ・サラダ油適宜

【Recipe】

  1. ナスを1cmの厚さの輪切りにし、塩を軽くふってしんなりさせ、余分な水分をキッチンペーパーでふきとっておく。
  2. ズッキーニも同じく1cmの厚さの輪切りにする。
  3. ナスとズッキーニを小麦粉にまぶし、油をひいたフライパンで両面をこんがりと焼き、皿に盛る。
  4. ヨーグルトがややさらさらになるまで水を加え、そこにすりおろしたニンニク、みじん切りのキュウリを加え、塩とコショウで味付けをする。これがヨーグルトソースになる。
  5. 3の上から4をかけ、最後にみじん切りのディル(生がない場合はディルシードで代用)を散らす。

●メイン:ブルガリア風ムサカ

メインのムサカ
▲メインのムサカ。白いソースはヨーグルト製

【Ingredients】

・豚ひき肉250g ・タマネギ1個 ・ニンジン50g ・トマト100g ・ジャガイモ4個 ・パセリ少々 ・コンソメ1個 ・プレーンヨーグルト1カップ ・卵2個 ・サラダ油大さじ2 ・塩少々 ・コショウ少々 ・水2カップ

【Recipe】

  1. みじん切りにしたタマネギとニンジンをサラダ油で炒め、ひき肉、つぶしたトマトを加え、塩、コショウ、コンソメで味付けする。
  2. 2cm角に切ったジャガイモと水2カップを加え、ジャガイモが柔らかくなり、水分がなくなったところでみじん切りのパセリを加え、最後にまた塩とコショウで味を調整する。
  3. 2をグラタン皿に盛り、ヨーグルトに卵を割り入れ、よくかきまぜたものをその上から注ぐ。
  4. 3をオーブンに入れ、表面に焼き色がついたらできあがり。
Margarita Nikolaeva Ukegawa(マルガリータ・ニコラエヴァ・ウケガワ)さん

【Story】

 マルガリータさんによれば、ブルガリアで販売されているヨーグルトは味付けをしていないプレーンか塩が加えられているものが主流で、日本のように甘いヨーグルトは1割にも満たないという。だから来日したばかりのころに購入したヨーグルトが甘くてとてもびっくりしたとのこと。またブルガリアでは、牛乳のヨーグルトだけでなく、バッファローやヤギ、ヒツジの乳のヨーグルトもごく普通に売られているとのこと。

 ブルガリア料理は、ギリシャとトルコの影響を強く受けている。そこにヨーグルトが加わり、ブルガリアの味になるという。いずれの料理も簡単に作れるので、ぜひ試してみてほしい。

(2007年5月24日掲載)

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First drafted 2007 May 24.