世界の食卓から

(6)スーダン




 理工学研究科高西研究室でロボットについて研究をしている博士課程のAiman Musa(アイマン・ムサ)さんに、故郷のスーダンの郷土料理でも、ごく一般的な庶民の味をしょうかいしてもらった。

【Dish】

Fool Medamas [フール・メダマス]
(そら豆のディップ)

【Ingredients】(4人前)

・乾燥そら豆を水で戻したもの 500g
・大きめのタマネギ 1個(みじん切り)
・大きめのトマト 1個(さいの目切り)
・オリーブ油 大さじ1杯半
・クミン・パウダー 大さじ1
・パセリ(みじん切り) 3分の1カップ
・レモン果汁 2個分
・塩、こしょう 適宜  ・お好みで粉唐辛子

【Recipe】

  1. 乾燥そら豆は、重曹を入れた水に一晩浸してふやかしておく。
  2. そら豆の皮をむき、豆が完全に柔らかくなるまで弱火でゆでる。ゆであがったら、湯を完全に切り、しゃもじかポテト・マッシャーで混ぜて形状がなくなるまでつぶす。
  3. これにみじん切りのタマネギ、さいの目切りのトマト、オリーブ油、クミン・パウダー、パセリ、レモン果汁を入れてかきまぜ、再び火にかけて5分ほど中火で煮る。その際、よくかき混ぜながら、底がこげつかないように注意する。
  4. 塩、コショウで好みの味付けする。
  5. これを、ナンなどのパンといっしょに、ディップのように食する。
Aiman Musa(アイマン・ムサ)さん

【Story】

 スーダンは広大な国で、たくさんの民族がそれぞれの伝統文化を受け継ぎながら住んでいます。私は首都ハルツームで暮らしていましたので、いろいろな民族料理を食べることができました。スーダンはナイル川の上流部に位置する国であり、エジプトの影響も強く受けています。公用語もアラビア語です。

 今回ご紹介するフール・メダマスも、元はといえばエジプト料理ですが、今ではどこの家庭でも食べているスーダンの庶民の味になっています。フール・メダマスは、よく朝食にパンなどと一緒に食べます。そら豆を煮るのが面倒な人のために、今では総菜屋さんでも出来合いのものを売っています。

 缶詰のそら豆(fava beans)があれば、豆をゆでる手間が省けるので、それを使ってもかまいません。でも日本ではなかなか手に入らないようです。また、好みによってクミン・パウダーの量を増やしたり、トウガラシ・パウダーを加えて辛くしてもおいしいですよ。ぜひ試してみてください。

(2007年4月19日掲載)

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First drafted 2007 April 19.