進路選択物語 |
就職活動で見つけた道
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▲ 射撃部にて、全日本大会で4位に入賞した時のもの。
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私が自分の職業を決めた理由は、「誰かに喜んでもらいたい」ということだ。
就職活動を始める前、自分のやりたい仕事というもののイメージは全くなかった。大学入学時には教員になろうと教育学部に入り、他の仕事に興味がわかなかったからだ。しかし就職活動の時期を前にして、あらためて仕事について考えた時、自分は子どもが好きなのではなく、学校という場所が好きなだけだったと考えるようになり、教員とは違う道を探し始めた。
まず最初に自分の仕事を探すにあたり、自分が理系だからという単純な理由から金融系やシステム系にしようと考え、説明会に臨んだ。しかしどこも自分にとって居心地の良さそうなものではなく、また自分がそこで何のために働くのかという意味が見い出せなかった。そんな手探り状態が続いていた時に出会ったのが、不動産の仕事だった。
人生で最も大きい買い物であろう「家」というもの。それは本当に満足するものでなければ決して購入してもらえない。しかしその人のさまざまな要望を聞き、その人のために物件を探す。そういう誰かの一生に関わるもののため、そしてその人がどうしたら満足してくれるのか、そういうことを考える仕事があるのだ。
この不動産仲介という職業は、他と比べて直接一人ひとりのお客さまと向かい合って仕事をし、さらにその結果を間接的でなくダイレクトに伝えることができる。この「直接関わることができる」ということと、その人の生活において必需品であり夢である「家」を取り扱うということが自分のやりたい仕事であり、自分にとってずっと続けていける仕事だと感じた。
面白くなくてもいい、文句を言われてもいい、業績のためでもない、会社のためでもない、その辺を歩いている普通の人たちの何人かでもいいから、自分が「何か」をすることで幸せになってほしい。それを営業という仕事は感じさせてくれる。そう思い、私はこの仕事を選んだ。
(2007年4月19日掲載)
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