学び ふたたび

多くの学びと出会い


法学研究科修士課程2年(2007年卒業) 山口 恵子

右から2番目が筆者
▲右から2番目が筆者 (卒業式にて)

 2000年に津田塾大学学芸学部国際関係学科を卒業後、Uターン就職をした。会計事務所に勤務し、税務実務に携わってきた。

 実務に携わる中で、常々法律を深く体系的に学ぶ必要性を強く感じていた。実務においては、税法・税務通達に従ってクライアントの税務相談に応じ、税務申告作業を行ってきた。その中で、税法・税務通達の規定に疑問を抱くことなどがあっても、それを追究する機会に恵まれなかった。また、日々個別具体的な処理に忙殺され、税法という法律を体系的に学び深く理解することができなかったのである。そのころ、早稲田大学法学研究科において「租税紛争と法」というテーマでの社会人コースが開講されることを知り、早稲田大学の卒業生である父の勧めもあり、大学院への受験を決意した。

 私は、大学院に進学するなら、勉強に集中したいと考え、仕事を退職し、大学院生活に専念した。私自身、法学部出身でないため、自分の知識が不足していると感じた領域については、学部の授業を聴講させていただいた。また、自分の専攻する法分野のみならず、民法、商法など実務に復帰した時に必要となるであろう授業にも積極的に参加するように努めた。社会人から再び学生に戻ったことで、大学生時代よりも時間を大切に、学ぶ楽しさを感じながら勉強することができたように思う。

 仕事を辞めての2年間の大学院生活は、不安もあったがそれ以上に数多くの得られるものがあった。それは、まさに「多くの学びと出会い」であった。私は、大学院生活の集大成として「個別信託課税制度」について研究を行ったのであるが、勉強すればするだけそれに応えてくれる環境が早稲田大学にはあった。

 また、法学研究科には、社会人の大学院生も多く、いろいろな分野で活躍されている人々とも出会えることができ、多くの刺激を得ることができた。

 今春、大学院を卒業し、再び実務の世界に戻る。外資系会計事務所のため、前職とは仕事内容も多少異なることになるとは思うが、早稲田大学で学んだチャレンジ精神をもって実務に携わっていきたい。その中でも、学ぶ楽しみ、喜びを忘れないで日々精進していきたい。

(2007年4月12日掲載)

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First drafted 2007 April 12.