研究室探訪

―デスクトップの愛犬が福を呼び込む?―
 西早稲田キャンパス9号館 商学学術院助教授
 久保 克行 研究室


愛犬の「福助」
▲愛犬の「福助」。フレンチブルドックの本にも載った名モデル
ロンドン大学の卒業式
▲ロンドン大学の卒業式
柔らかい声で英国時代を語る久保先生
▲柔らかい声で英国時代を語る久保先生
先生がいれてくださったアップルティー
▲先生がいれてくださったアップルティー。お店気分が味わえる

  一方の窓からは柔らかい日差しが入り、もう一方の窓からは秋色の木々が顔を出す。季節の移り変わりを肌で感じることができる角部屋。ここが、久保克行先生の研究室である。

 中にお邪魔すると、難解そうな専門書や英語の本が所狭しと並んでいる。一見、いかにも堅そうな雰囲気。しかしその間には、ひっそりと漫画(『鉄コン筋クリート』や『美味しんぼ』など)があり、棚の上にはスターバックスにあるようなカップセットが並ぶ。そしてパソコン画面を何気なく見ると、短い手足がとてもキュートなフレンチブルドックの写真。先生の愛犬だ。「福助っていう名前でね。福を呼び込むようにって願いを込めて付けたんだ」と、まるで小さい息子を紹介するようにほほ笑む久保先生。なんとフレンチブルドックの本にモデルとしても登場しているそう。「福助との散歩は、研究の合間の気分転換にいいんだよ」。 

 先生のご専門は人事や賃金などの企業研究。膨大なデータを扱うことがとても多い日常の中で、福助くんとの時間が先生のリフレッシュに一役かっているのだろう。    そして先生は棚の上からカップを取り、アップルティーを入れてくださった。その甘い香りに包まれながら、ロンドン大学留学時代の話を聞いた。現地の食事や、パブに通っていた話を聞くと、気分はちょっとした"ティータイム"。

 先生の研究である「企業が国によって全く違うこと」を実感できたのも留学時代だそうだ。「欧州は多くの国々が集まっているから、その分だけ異った考え方を自然に吸収していきました。アメリカに留学をすると、どうしてもアメリカ流の考えになりがちだけれど…」

 だから違うタイプの人と関わるのは大事なことだよ、と先生。この部屋の誰でも受け入れてくれそうな雰囲気は、先生の寛容な人柄が作りだしているのだろう。


(2006年11月9日掲載)

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First drafted 2006 November 9.