進路選択物語 |
地方で働く魅力とはスポーツ科学部4年 皆方 等
日本にとって地方が果たすべき役割は今後さらに広がる一方であり、魅力と可能性を大きく秘めている。 こう思っている。 就職活動は、とにかく動いて調べて考えた。大学3年の夏休みから早稲田大学が主催しているインターンシップにも取り組んだ。 就職活動を、入社したい会社の内定を取るための活動ととらえるならば、私の行動は非効率的ではあったかもしれない。だが、私にとっての就職活動とは、社会の仕組みを知ることでもあり、自分自身を知ること、また今後の人生について可能性を探るチャンスととらえていた。そこで、東京も地元も視野に入れながら活動した。 東京は魅力的だと思った。多くの刺激があるし、仕事でも、人間的にも大きく成長できると思った。著名な経営者や起業家のお話も聞いてワクワクした。しかし、東京の大企業では自分の仕事の価値が肌で感じにくく、急成長中の小さな企業でもと考えたが、そのような企業はたくさんあり、違和感が残った。 一方、地元は景気が良いとは言いがたく、土地の人々は非常に温厚な人柄ではあるのだが、安定志向で刺激も少ないとも感じた。東京とは大きな違いを感じたのだった。 そんな時、一冊の本と出合った。アルビレックス新潟というJリーグチームの観客動員数日本一を達成させ、新潟にNSGという大学、高等学校、専門学校など30校を擁する日本有数の教育事業グループを設立し成長させた、池田弘さんの本だ。新潟のために全力を尽くす生き方というものがあることを知った。 この本をきっかけに、ピンチこそチャンスであり、未開拓であるからこそ、開拓というやりがいがあるのではないか、地元には可能性があふれていて、大きな価値を示すことができるチャンスではないかと思ったのだ。 プロ野球を例に見ても、以前は存在しなかった北海道のプロ野球チームだが、3年前に北海道に進出し、今では信じられないほどの盛り上がりである。 やはり、未開拓の地には魅力と可能性を感じる。 これからの可能性を秘めた地方改革のために働くという生き方も魅力的ではなかろうか? (2006年11月9日掲載) Copyright (C) 2006 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2006 November 9. |