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ワンダーフォーゲル部 ―活動の多様性―ワンダーフォーゲル部前主務 理工学部4年 廣光 佑亮
ワンダーフォーゲルの意味は、ドイツ語で「渡り鳥」を意味し、山岳活動を中心として、山スキー・ボート・自転車・沢登りなどの活動を行うアウトドア集団である。基本的には山岳部や他の登山サークルと同じなのだが、1949年の創部以来、さまざまな活動形態を試行・選択し、より複雑な活動スタイルを保持している。 活動は主に目標達成のためのリスクをいかに最小限に抑えるかに重点を置いている。そのため、おのずと活動レベルをあまり高くすることができないといったデメリットが生ずるが、積雪期のスキーを使っての登山や、ボートや自転車でのツーリング活動を取り入れることによって、多様性という面で、新たなアウトドア活動へのアプローチを求めていることが大きな特徴である。また、時にはレクリエーション性を求めて、里歩きや島歩きといった活動も取り入れており、活動内容を端的に定義するのは困難であるといえるが、その根底には、四季を通してさまざまなアウトドア活動を、安全かつ自立的に楽しむ精神がある。 計画を立案する上級生は、さまざまな活動スタイルを選択し、追求する楽しみがあり、それに従う下級生は、普通の生活では味わえないような多様な経験を積むことができる。その中で、仲間同士信頼関係を築き上げ、時には試行錯誤し、学生生活の忘れられない思い出を作ることができるのが、この部の大きな魅力でもある。 トレーニングは授業の空いている時間に週に4回、ランニングや筋トレなどを数人で集まって行う。また、春合宿・夏合宿と年に2回、半期の目標となる合宿を掲げ、その合宿を成功させるために、徐々に計画を立てていく。前年度の活動を挙げるならば、春合宿は八甲田山での山スキー活動、そして夏合宿は北アルプス縦走(1週間)と、長良川・球磨川でのボート活動、九州での自転車ツーリング(各2週間)である。特に3週間にも及ぶ夏合宿は非常に密度が濃く、部員それぞれがさまざまな思い入れを持っている。 57年間の伝統を受け継ぎつつも、活動を取捨選択できる柔軟性を持って、現状に合わせた活動スタイルを取り入れ、数年ぶりの海外遠征実現を目標にして、日々活動していきたいと思う。
(2006年11月9日掲載) Copyright (C) 2006 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2006 November 9. |