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芸能プロダクションを起業した
 黒田 美帆さん


黒田 美帆さん
くろだ・みほ
 1983年東京都生まれ。浦和明の星女子高校卒業。政治経済学部に在籍中。2004年10月株式会社Principal Agent Japan(現・株式会社プリンシパルエージェント)を設立。同社代表取締役。趣味は料理、ブログ、スケート。 【URL】http://www.p-a-japan.com/

 大学生にして女社長。明朗な受け答えは150人の人材を抱える芸能プロダクションを立ち上げた貫禄を感じさせる。「最初から起業しようとしていたわけではないんですよ。ただ、責任あることをしたいという思いが強かったんです」。所属の演劇サークルの中に何人か魅力的な子がいたので、「彼女ならモデルになれるのではないか」と思って声を掛けたのが始まりだとか。「自分の見せ方一つで、どこにでもいる人たちが変わっていくことにやりがいを感じたんです。それにミーハーな部分もあるので、自分の会社の子が雑誌に載っているとうれしくなりますし」

 ゼロからの起業なのでトラブルが多かったが、その分、仕事が成功したときの喜びも大きかった。そんな自身の奮闘記として始めたブログが結果としてビジネスチャンスに。すぐに人気ブログランキングの上位に躍り出て、その効果で仕事も舞い込むようになった。「最初は飛び込みで制作会社や広告代理店を回っていましたが、それよりも向こうから『一緒に仕事をしたい』と頼まれるような魅力的な企業にしようと考えるようになりました。事業も役者系の人材で始めたのですが、ニーズに合わせてモデル中心にシフトしたんです。人生は短いのでいかに早く自分のやりたいことをできるかが大事。無駄なことに時間を費やさず、大事なものを見極めるよう意識しています」。言葉の端々から前向きな思いが伝わってくる。

 社長業は多忙だが、女子大生としての生活もおろそかにはしていない。ダンスに国際交流、ボーイスカウトなど、さまざまなサークルを経験し、留学やインターンシップにも積極的に取り組んだ。「早稲田に来て正解でした。国立大学も受かっていたのですが、早稲田の入試の時に太鼓をどんどん鳴らしたり路上で歌ったりしているのを見て『やっぱここだ!』と思って選んだんです(笑)。気質に合っているんですね」。そう語る姿はまさしく「ワセ女」。凛々しい社長の根っこにあるのは、やっぱり進取の精神だった。

(2006年11月9日掲載)

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First drafted 2006 November 9.