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世界にとどろく「早稲田大学合気道部」合気道部 前主務 教育学部4年 不破 久之
合気道部の部員数は、現在男女合わせて20人であり、日々けいこを積んで競技合気道を行っている。われわれが日々練習している合気道は、日本に数ある合気道の流派の中でも珍しい「乱取り試合」を行なう、競技化された合気道、通称「富木合気道」である。「富木」とは、わが合気道部初代部長の富木謙治先生の名である。「富木合気道」乱取りの草創期にあたり、多くの研究を積んだのが、まさに早稲田大学合気道部なのである。 日本には、古くから素手で相手の暴力を封じる柔術があった。柔術は、どんな攻撃に対しても、相手を殺さずに倒して抑えることを目的としている。それは、柔道のように接近して相手の襟袖に組みついてかける技、離れてかける技の2つに分けられ、後者がまさに合気道である。われわれは、柔道原理や剣を振る動作を基本とし、相手と離れて戦うときの投技と固技について、乱取りの練習法を創り出し、合気道の競技化を行っている。人が宙を舞ったり倒れたりするので、合気道の乱取競技は非常に面白い。特に、自由に抵抗する相手にスパッと技が掛かったときの快感は、まさに合気道の醍醐味だ。また、一般的な合気道の基本である型けいこも積んでおり、型を演じて優劣を競う演舞競技もある。われわれの活動は主に乱取りと演舞の2本立てである。 練習は、受身などの基本から始まり、単独動作による反復練習を経て、相対練習に入る。その後、相手との間合い(距離)を覚え、実際に相手を投げるけいこに入っていく。このように段階を踏んで乱取りに入っていくため、安全に乱取りが行なえるようになる。部員の自主性を重んじ、最低限の礼儀はあるが、楽しく充実したけいこを日々行っている。 今年は、イギリスで開催されたインターハイに招待され、男女ともに好成績を残した。また、10月9日に行われた全日本学生合気道競技大会では、早稲田大学合気道部史上2回目となる男女同時の乱取団体戦優勝を果たした。乱取個人戦男子は塩澤一樹(商4年)、上原航(商4年)が1位、2位を独占、女子も海浪麻由美(法4年)が優勝という、正に乱取部門を制覇とも言える結果を残した。男子団体においては昨年度の雪辱を晴らし、女子団体は3年連続の優勝となった。この場をお借りして、お世話になったOB、OG、指導陣に感謝を述べたい。
(2006年10月26日掲載) Copyright (C) 2006 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2006 October 26. |