現場レポート

夢を叶えるために現実を知ろう!
 WAVOC提供特別公開講座「地球体験から学ぶ異文化理解」


教育学部1年 長岡 慶

渡航直前の合宿で、坂本先生の講義をきく
▲ 渡航直前の合宿で、坂本先生の講義をきく

 「この講座は夢を実現するための講座です」。こんな言葉で本講座は始まった。

  自転車で世界一周をした坂本達先生はその時のエピソードを日本各地に話して回り、また本の印税でギニアの井戸建設にも携わるなど、世界でも活躍中の方だ。

  春に私はWAVOC提供のオープン科目で坂本先生の授業をとり、夏は現地実習としてブータンへ行ってきた。そしてこの秋、授業とは別に公開講座を4回のシリーズでやると聞いて参加させてもらった。この講座に来ている人たちはとても熱い。「世界一周したいと考えている人いる?」と聞くと何人もの手が挙がる。みんな世界に対して強い思いを持っていた。

  私はというと、世界の少数民族に関心を持っており、自然と人はどう関わって生きているのか、彼らの文化を通して研究したい。しかし異文化を理解するのは難しい。上京したばかりのころは分からないことだらけで、国内でさえも毎日が異文化体験だった。

  坂本先生はそんな私にたくさんのアドバイスをくれた。「見方一つで物事は全く変わる。自分にないものではなく、あるものを見る。相手の大切なものを、自分も大切にする。あいさつや感謝の気持ちを自分から伝える。それが異文化理解に、そして大きく言えば世界の平和につながっていく」。授業や本講座で世界一周の経験を織り交ぜながら、そう語ってくれた。

  以前は自分の殻に閉じこもりがちだった私も、今はたくさんの友だちができた。農業体験でお世話になった千葉や山形の農家の人とも仲良くなり、何度もお手伝いに通っている。このあいだは「大人っぽくなった。春のころはただの小僧だったのに」と言われた。私は間違いなく成長したようだ。

  会社員でもある先生は、「現実を知って失望するのではなく、夢の実現のために現実を知るんだ」と語った。地に足の着いたドリーマー、目指すはそういう人だ。


ブータンにて。前列左から2番目が筆者、後列左端が坂本先生
▲ ブータンにて。前列左から2番目が筆者、後列左端が坂本先生

■シリーズその3 まもなく開催!
恩返しプロジェクト編(日本縦断・アフリカで井戸掘り)
【日時】11月10日(金)19:00〜20:30
【場所】22号館203教室 ※事前申込不要、無料

(2006年10月26日掲載)

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First drafted 2006 October 26.