わせだかいわい |
清潔で快適なキャンパスライフのために
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▲ 教室を清掃中の佐々木さん
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▲ 清掃前、早朝の戸山カフェテリア。床にもゴミが散乱している
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▲ 清掃スタッフの方がゴミを分別中。この作業は捨てる人が行うべきだ
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開門前、静けさにつつまれた早朝のキャンパスで黙々と作業にいそしむ人たちがいる。「WASEDA UNIVERSITY TEAM Facility Management」のロゴ入りのウェアを身に付けた清掃スタッフの皆さんだ。佐々木さんは戸山キャンパスと学生会館の清掃スタッフをまとめるマネージャーである。
戸山キャンパスの清掃作業は6時30分から始まる。1限の授業時間を考慮し、まずは教室の清掃を8時30分までに終わらせなくてはならない。5つの教室をスタッフ1人で担当。掃き掃除、モップがけ、机のふき掃除、ゴミの回収等を行う。時には大量のビラや机の落書きと格闘しながらの作業である。佐々木さんは現場で全体の作業の仕上がりをチェックしつつ、「私は何でも屋ですから」と自らも作業に参加する。時折シャツの袖口で汗をぬぐいながら、無駄のない動きで次々と机を磨きあげていく。
教室の清掃を時間内に終え、引き続きキャンパス各所の清掃へ。カフェテリアのような食事をする場所は汚れやすく、衛生上特に注意を払う必要があるところだ。各所のゴミ箱から回収されてくるゴミを見ると、分別の状況は残念ながらまだまだと言わざるを得ない。スタッフの皆さんがあらためて手作業で分別を行うのだが、信じがたいことに、スープが残ったラーメンや飲みかけのジュースがそのまま捨てられていることもあるという。分別の不徹底は「仕方ないですよ」と意に介さない佐々木さんも、これにはさすがに手を焼いているようだ。
一通りの清掃を終えても気は抜けない。季節にもよるが、屋外は落ち葉や雪、各種ビラなどですぐに散らかってしまうし、昼過ぎにはランチのゴミが多く出る。汚れやすいスポットのこまめなチェックや再度のゴミ回収は欠かせない。他に、先生方の研究室の清掃や、単発で飛び込んでくる業務もあり、佐々木さんもマネージャーとしての事務仕事をこなしながら、キャンパスを奔走することになる。
作業を行う際に佐々木さんが心がけているのは、自らを学生の立場に置いてみること。教室清掃の際、時には実際にイスに座り、汚れや備品の故障など気になるものがないか確かめる。また、ゴミ箱が一杯になっていれば「捨てる人が不愉快にならないように」とすぐに処理をする。限られた時間でできることを考え、「普通に勉強ができる状態を提供することが私たちの仕事です」
「時々『お疲れさまです』と声をかけてくれる学生さんや先生もいらっしゃいます。それは非常にうれしく思います」。だが佐々木さんは同時に、清掃スタッフは裏方に徹する存在であることを強調する。学生の皆さんが清掃スタッフの皆さんと直接会話を交わす機会はないかもしれない。だが、当たり前のものとして存在する「普通に勉強できる」環境は、多くの人の誠実な仕事に支えられている。忘れがちだが、このことを心の片隅に留めておいてほしい。
(2006年10月19日掲載)
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