ユニーク学生! 「何してるの?」 |
結構すごいことやってます落語研究会幹事長 第一文学部3年 久志本 みずき
「落語をやっている」と言うと、「何かここでやって」とよく言われる。落語に対する大いなる誤解を実感する瞬間だ。サッカーが運動場でボールを使わないとできないように、落語は高座という空間で、扇子、手ぬぐいという道具がなければ成立しない芸能なのだ。 私たち落語研究会は、文字通り落語を「研究する」サークルだ。主に落語に「触れる」作業、特に実際に落語を「聴く」、「見る」ことが活動の主軸だ。部室にはCDやテープ音源、あるいは書籍類など、落語に関する資料は大概そろっている。だが落語を聴く上で一番大切なのは「生の芸を見ること」。そのためプロの噺家さんとの交流を何より大切にする。その伝統と実績は、日本に落研多しといえど随一であると自負している。そして、そんな私たちの活動の最終目的は「衰退する落語界を救う」ことである。 近年は「落語ブーム」と騒がれてはいるが、社会的知名度はまだまだ低い。だが、私たちがいくらせっせと落語会に通っても、学生ができる経済的貢献は微々たるもの。だから、学生だからこそできる形で、普段自分たちを楽しませてくれる師匠方に恩返しをしたい。それが「落語の魅力を知らない学生にこそ見てほしい」という趣旨の下、当会が開催している「鑑賞会」と「わせだ寄席」だ。これらはプロの一流の芸を学生に提供するための落語会であり、落語初心者でも気軽に参加できるよう入場は無料だ。特に年に一度の「わせだ寄席」は、半世紀近い歴史を誇る当会最大のイベント。毎年の出演者は落語ファン垂涎の豪華な顔触れだ。 今年の「わせだ寄席」は11月、オール早稲田文化週間のイベントとして催される。もし、ほんの少しでも落語に興味があったらぜひ足を運んで、日本にはこんなに素晴らしい芸能があるのだということを心に刻んでもらえればと思う。 ■創立125周年記念 第76回わせだ寄席
(2006年10月12日掲載) Copyright (C) 2006 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2006 October 12. |