学び ふたたび |
チャレンジ精神を忘れずにアジア太平洋研究科修士課程1年 斉藤 希代子
1999年、早稲田大学商学部卒業後、本田技研工業に入社。在職約6年のうち5年間、物流部に所属し、主に輸出入に関わる貨物海上保険、及び自動車専用船の計画立案・契約を担当した。その間、社内外との諸プロジェクトを通し、物事の基盤を作ることの重要性を痛感した。同時に、文化、習慣や考え方の違いを認めつつ、時には思惑がぶつかりながらも、共に苦労した仲間となることで「一緒に仕事ができて良かった」と言ってもらえることが、自分の原動力となっていった。 仕事が充実していなかった訳ではない。しかし、常に自分自身が納得できる毎日を送っているか自問自答する中、「原点回帰」をしたいと強く思うようになったのは、ごく自然の成り行きであった。幼少のころ、救援物資輸送のトラックが目的地までの道半ばで横転している映像にショックを受けたことから、物流の道を志した私は、次第に自然災害や紛争からの復興支援のための物資供給という物流分野で、被災地の人々と共に働きたいと思うようになった。そこで、大学のゼミの教授に相談をさせていただくと、アジア太平洋研究科に、現在私が所属する「経済開発とインフラ」という、社会基盤を学べるゼミがあることを知り、大学院進学にチャレンジをしようと決めた。 入学して半年。将来に対する不安がない訳ではない。しかしそれ以上に、新たな知識を得て、今までと違った視点を持つことができる喜び、教授の貴重な経験や多くの留学生から知的刺激を受けられる喜びを感じ、充実した日々を送っている。また留学生が多い環境は、日本を見つめ直す良い機会であり、人間そのものに対し、深く優しいまなざしを向けることができる場でもある。1年目の後半は、座学のみならず、海外の現場で実践的に学ぶ機会も待っており、期待はまだまだふくらんでいる。 卒業後は、物事を仲間と共に達成する爽快感を再び味わうべく、社会基盤構築の一端を担うことができる職業につき、多くの人に、また幾世代にも渡って、社会の役に立つ仕事がしたいと思っている。 (2006年10月5日掲載) Copyright (C) 2006 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.First drafted 2006 October 5. |