学び ふたたび

スポーツを産業に


スポーツ科学研究科修士課程1年 (トップスポーツマネジメントコース)  上窪 政久

筆者
▲ 自宅にてワールドカップ観戦中の筆者

 1991年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科を1期生として卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。経営コンサルタントとして、製造業やスポーツ&エンターテインメント産業など、さまざまな分野での経営改革のプロジェクトに携わる。現在は、ソフトバンクグループ/日本テレコム鰍ノおいて、ブロードバンド時代の新しいメディアを創造する新規事業の事業部長。

 早稲田大学を卒業してから15年間、自分のキャリアの目標を「プロフェッショナルな経営者になること」として、そのために必要な知識や経験を積むことを意識して仕事に全力で取り組んできた。40歳を目前にして、どの分野の経営者になるのかという自分のキャリアについて考えていた時に、大学時代にスポーツに関わる仕事を志していたことを思い出した。

  そんな時、たまたま仕事で母校の近くを訪れ、懐かしくふらりとキャンパスに立ち寄った際に偶然、社会人を対象に、夜間と土曜に通学する「トップスポーツマネジメント」の修士課程が開講されることを知り、まさに自分のために開設されたのではないかと運命的なものを感じ、迷わず出願した。

  会社では新規事業をリードする立場にあり、仕事と学業の両立は難しいことも多い。土曜日は終日授業なので、家族の理解・協力も必要になる。授業のある日は朝早く出社し、前日夜遅くまで仕事をするなど、業務に影響がないように工夫している。

  むしろ大学院に通うようになって、仕事に対しての優先順位を明確に意識し、以前よりも無駄を減らし、効率的に仕事をするようになった。仕事と学業の両立に苦労している分、授業に出席できることの喜びを感じることができ、集中して講義を聞き、投資に見合った効果を出そうと心掛けている。

  大学院に入学し、得ることができた最大の財産は、素晴らしい研究室の指導教員や仲間との出会いである。このような仲間と出会えたことで、投資したお金や時間は、もうすでに十分回収できたと感じている。

  体育からスポーツへ、根性論から科学へという変革の時代に早稲田大学スポーツ科学科を卒業し、再び早稲田に戻ってきて、早稲田のスポーツ科学研究科1期生として「スポーツを一大産業(ビジネス)に成長させる」というミッションに挑戦するために、日々学習することを楽しんでいる。

  卒業後は、トップスポーツマネジメントの最前線に関わりながら、真のプロフェッショナルの経営者としてふさわしい人間になるために、自己成長をし続けていきたいと考えている。

(2006年7月6日掲載)

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First drafted 2006 July 6.