わせだかいわい

カツ牛めし屋「三品」 ご主人 北上 昌夫さん


いつも笑顔で迎えてくれるご主人の北上さん
▲ いつも笑顔で迎えてくれるご主人の北上さん
赤玉ミックス。量・質ともにドーンッ! の勢いで990円也
▲ 赤玉ミックス。量・質ともにドーンッ! の勢いで990円也
早稲田ビールのラベルは、イラストが得意な北上さんの作品
▲ 早稲田ビールのラベルは、イラストが得意な北上さんの作品
学生が見つけて来てくれた沖縄限定販売の「さんぴん茶」。ご愛敬で店内でも販売中
▲ 学生が見つけて来てくれた沖縄限定販売の「さんぴん茶」。ご愛敬で店内でも販売中

 教育学部前にある老舗「三品」。その名の通り、牛メシ、トンカツ、カレーの三品がさまざまなコラボレーションをした多彩なメニューで長年早大生に愛されている、ワセ飯の代表格のひとつだ。

  暖簾をくぐると一面に飾られた各年度の卒業生の寄せ書きや色紙が迎えてくれる。パチパチッと揚がるカツが、ザクッザグッと切られるテンポの良い音で食欲をそそられる調理場前のカウンター席がオススメ。代々、大食いを自認する学生たちに愛されてきた逸品が、総量1.1sを誇る「赤玉ミックス」。特盛りご飯にこんもりとカツカレー、牛めしの具を半分ずつ乗せ、さらに卵まで加えた超欲張りメニューだ。「『ライフ』の「肉丼」(本紙1065号、既出)、『此処路』の「鬼殺し天丼」と並び、「早稲田西門の三大飯」と噂されているようです」と、うれしそうに話すご主人の北上昌夫さん。もちろん、ボリュームを抑えたメニューもあるので、女子学生も安心して来店できるが、そこはワセ飯、そこはワセ女。チャレンジするのも悪くない!?

  昭和40年に北上さんのお母さんが創業以来、三品はお腹をすかせた早大生とともに歩んできた。「創業当時は牛めし、カツライス、カレーライスだったんだけど、『カツライスの上に牛めしの具をかけて』という学生の要望に応えて現在の「カツ牛めし」が生まれたの。そうしたら、さらに『それにカレーをかけて』という声も出て「ミックス」ができたんだよね」。三品オリジナルのサイズ「赤」(「特盛り」の意)も、常連の要望に応えたところ、用意した器が赤色だったことから定着した名前だという。「今も『赤を超えるヤツ作ってくださいよ』って言われるんです」と、やっぱりうれしそう。

  今年から早大西門通り商店会長も務める北上さんは、元鉄鋼会社サラリーマン。「親の後を継ぐ時は、正直悩んだんですよ。でも、やっぱり早稲田が好きなんですよね。それに、早稲田の景色に馴染みの店がなくなってると卒業生が寂しがるでしょう?」。今も三品には毎日たくさんの卒業生が訪れる。早稲田になくてはならない店。そんなお店がいつも笑顔で開店してくれていることが、とてもありがたい。

  「最近の学生はとても礼儀正しいですね。でも、もっと声をかけてよっていう一面もあるんです。『おじさん、授業が休講だからちょっと居させて』って注文もしないで、しゃべりに来る学生さんも、昔は結構いたんですよ。学生と地域が親しむイベントでは、今の学生もどんどん話しかけてくるし、本質は変わっていないはず。普段の時も遊びに来る程度の感覚で顔を見せに来てきてください」。梅雨のふさぎ込みがちなこの季節、三品でお腹も心も一杯になってはいかが?

(2006年6月22日掲載)

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First drafted 2006 June 22.