ぴーぷる

一輪車100Mスプリントで世界新記録!
 安藤 勇太さん



あんどう・ゆうた
1985年愛知県生まれ。名古屋市立向陽高校卒業。スポーツ科学部2年。03年全日本一輪車競技大会100m、400mで優勝。04年、国際一輪車競技大会10kmマラソン優勝。今年1月に100mスプリントで世界新記録。趣味はビリヤード、ショッピング、ブログ、音楽・映画鑑賞。
【URL】http://yuta-ando.com/

 まっすぐな言葉が人を引きつけるのだろう。故郷の愛知を離れ、「ゼロの状態」で上京して1年、今では自分でも驚くほどたくさんの人が周りにいて、支えてくれているのだという。「昔から、人とのつながりに恵まれていると感じることが多かったですね。あらゆる人に感謝してもしきれないです!」。屈託なく笑うが、ただ「恵まれていた」だけではない理由もそこにはあるようだ。「高校生のころ、中学時代の先生に『お前は自分でチャンスをつかんでいる』と言われてはっとしました。無意識にですが、常にアンテナは立てていたと思います。いろんな場へ足を運ばなければ出会いはない、出会っても話さなければつながらないんだと、その時再認識しました」。この話が聞けたのも母校へ足を運んだからであり、先生と深い話ができる関係を築いていたから。安藤さんの、人と関わる姿勢によってもたらされたものだ。

 学部では、自分同様「成長途中」のスポーツ選手たちと知り合うことができた。一輪車は個人練習だが、他の競技の友だちの話を聞いたり、練習をしている姿を見かけたりすると、一人の気がしないという。「さっきまでバカな話をしていた奴らが、1時間後には厳しい練習をしている。それを見ていると、『一輪車だけでなく、すべての競技で1番になるくらいやらないと』と刺激されますね!」

 スポーツだけではなく勉強に対する意欲も人一倍だ。「文武両道と言ったら大げさですが、スポーツだけで食べていくのは難しいですから。将来、過去の栄光にすがるのではなく、その時やっていることを『すごい』と思ってもらえるような人間になりたいんです」。そのために大学にもあえて一般入試で入った。今では学びたいことがありすぎて困るほどだという。「選手としても人としても『一流』になりたいですね。子どもたちをはじめ多くの人に憧れられる人になれば、結果として一輪車の普及にもつながりますし」。少年のように輝く瞳で語ってくれた。現状に甘んじることなく自らのフィールドを広げ続けていく安藤さんの周りには、これからも多くの人が集まってくるだろう。

(2006年6月22日掲載)

Copyright (C) 2006 Student Affairs Division, WASEDA University. All rights reserved.
First drafted 2006 June 22.